松田 次生(ポールポジション)
テストから調子はよかったんですが、前回のテストでトップは本山さんだったっ てことで、
エンジニアとも何をしたらいいか、ということをかなり話し合って、金曜日の走り始めもある程度達成はできてたんですけど、
本山さんはすごく速くて。
それで、「次の日どうしよう」ってことで改善したセットが今日は当たったかな?という感じでポールが獲れたんですけど、
トラフィックの見極めとか、コースに出るタイミングも、人と違う出方をしたことも勝因につながったかなと思います。
(タイムについて)朝の時点で41秒6が出ましたが、そのときは1コーナーでイエローフラッグが出ていたので、
それがなければ1秒の前半はいくな、という確信を得てたので、午後は40秒入るか入らないか、じゃないかな?と思ってたんですが、
風が強くなって、温度も下がってきたので思ったほどはタイムが上がんなかったです。
明日は距離が短いってことで「絶対ポールを取らなければ」と思ってて、それは達成できたんですけど、
とにかく最後まで走りきることが大事だと思うので、まだ第一段階をクリアした、って感じですね。
本山 哲(予選2位)
昨日からの流れは全体的にいい感じできていて、
予選1回目は少し攻め切れてないところがあったんですけど、 2回目は想定どおりのタイムが出せました。そういう中で、
結果として松田が速すぎたかな、っていう印象です。
松田とはセットもだいぶ違うので、明日に向けてはイーブンだと思います。
新しいスポンサーがついて、体制も新しくなったので、序盤の早い段階で優勝したいです。手ごたえは感じてるのでそれを結果につなげたいと。
今までいろいろ不運なことが起きましたが、今回はそういうのが起きないように願って、最後まできちんと走れれば、と思います。
ノーピット、ということになると、レース中盤から後半にかけてのタイヤのライフ、それに対するクルマのアジャスト、
そういうところがポイントになるんじゃないでしょうか。
小暮 卓史(予選3位)
今年またチームを移籍して、前いたチームに戻ってきたことで、去年とは状況も変わり、
今週末はずっと松田選手と本山さんの2台を追っかける格好になりました。
最後はセッティングもそこそこ決まって、無難にまとめることができたって感じですね。
僕としては正直ここまでのタイムが出るとは思っていませんでした。
このチームは昨年からずっと予選で苦労してきたので、チームの中では今年は特に予選を重視していろいろ作ってきた、ということもあります。
明日はノーピットだとタイヤが苦しくなると思うので、そこでちゃんとコントロールして、
そういう状況でも確実にポイントを取っていきたいです。
(奇策を採るかどうかは)オーダーが出れば従います。今はまだ何も聞いていません。
まとめ&Photo:Kazuhisa SUEHIRO