どちらのチームにとっても待ちに待った優勝だ。(Photo:Motorsports@nifty)
■GT500クラス #18TAKATA童夢NSX 道上 龍 「ホント信じられないなと思う。 富士で最後のレースで勝てたのはすごく嬉しいし、富士はNSXに不利なサーキット なのに勝てたということでは2倍嬉しい。 23号車にはピットストップで前に出られたが、向こうのタイヤが冷えているうちに 抜き返すことが出来た。でも前に出たのは出たけど、(向こうの)タイヤがあった まってからはついてこられたので、自分のクルマをコントロールして後ろを押さえ るのが精一杯だった。 終盤auとの距離がつまったので最初は「余裕で流してるのかな」と思ったが、ファ イナルラップでホイールから白煙が出るのが見えたので「やった!勝てる」と思った。 チームのみんなも無限も頑張ってくれて、3回目の富士でさえ勝てたのだから、テク ニカルサーキットへ行けばもっとポテンシャルが上がってると思う。 エンジンも良くなってるし、クルマの進化した部分もある。今回はダウンフォース を減らしつつ、グリップも上げていくことができた。 ウチは次回60kgぐらいのウェイトになるけど、他のnsxがいいレースをすると思う。」 セバスチャン・フィリップ 「自分の周囲のスープラ勢がどのくらいのストレートスピードを出せるのかが分から なくて最初は不安だったが、5周目くらいには自分の方がブレーキも安定してるし、 ハイペースで走れると分かった。 一番有利だと思ったのは最終コーナーで早めにアクセルを開けられたことと、ブレー キが安定していたこと。 トラクションのよさとブレーキ性能が今回の結果を導いたと思う。 選手権的には出遅れたと思うが、これからはNSXの得意なサーキットが続くので、 いいレースを続けていきたい」 ■GT300クラス #19ウェッズスポーツCELICA 青木孝行 「本当はもっと早く勝ちたかった。勝てるポテンシャルはこの前の富士からあった わけだし。 レース中は多分シグマとダイシンとの争いになるかと思っていたが、結果的に後ろ を20秒引き離して実さんに渡せたので、あとはペースカーでも入らない限り(優勝は) 間違いないと思った。 セリカは素直な特性なので、速くする作業に関して特に苦労したことはない」 田中 実 「富士最後のイベントということで、気持ち的にはトヨタ-トヨタの優勝で納めたい と思っていたが、片輪を失ってしまったのは残念だ。でもなんとか残った片輪は優勝 することが出来たのは良かった。セルモは非常に残念だったね。 坂東親父はSだけど、レースになると究極のSに変わる。 そのせいでレースが近づくと徹夜徹夜徹夜でスタッフは働くことになるので、なんと か労をねぎらいたいと思っていたから、今回勝てて本当に良かった。 クルマはまだまだ手付かずの部分も多いので、まだまだ速くなるはずです」