5月30日、31日にGPR全日本カート選手権が鈴鹿サーキット南コースで開催され、その初日ブリーフィングルームで、まさに満を持してGP-6S、SK-6シリーズの後継モデルGPV-R RO 8859(4輪ツーリングカー用、以下GPV-R)とSKV-R RO 8878(カート専用、以下、SKV-R)が公式の場に姿を現した。
GP-6シリーズが2011年1月に発売され、2016年にスネルSA2015とFIA8859規格に対応したモデルとして8859にアップデートされて、実に15年もの長きにわたってこのシリーズは販売され続けてきた。それは同時に信頼の証でもあったわけだ。
その後継GPV-RとSKV-Rの特長は端的に言えば安全性と快適性のさらなる向上である。写真を見ればすぐ気づくが、厳しい規格の用件を満たしながら衝撃を「かわす性能」の卵型の帽体をさらに進化させ、シールドの左右端がこれまでのものとは逆向きのアールとなっていて、下方にシールド取り付け用ネジ穴部分を設定した、アライの特許であるVASシールドシステムを四輪でも採用し、これまでよりも最上部が25㎜も下がり、帽体とシールドのフラッシュサーフェス化による衝撃を「かわす性能」も大きく向上している。そして、開口部は8mm下方にまで拡張され、視界領域が広がるとともにコクピットでの計器類の視認性も向上している。
さらに顕著な変更点はシールドのロック方式である。万一の救護の際に左右どちらからでもアクセスできるように開発されたセンターロック方式はGPV-Rロックシステムといい、強い衝撃を受けてもロック状態は維持されつつ、解除は片手で簡単に行えるようになっている。
また、内装が抗菌消臭効果のある生地で微調整可能なシステムパッドになり、調整の他洗濯、交換が容易で通気性も向上している。これは思った以上に大切で、会場に同席したアライのアンバサダー山本尚貴選手や、松田次生選手、佐藤蓮選手も口を揃えて高評価を述べていた。
もうひとつ、シールドを上げると両方の頬部分に新たに「Arai」のロゴが追加されるようになった。小さな部分で性能とは関係ないが、アライの新たな主張として大きな注目点だ。後継モデルというもののほぼオールニューモデルと言っていいだろう。
最後に価格はGPV-Rが¥98,000(税込¥107,800)、SKV-Rは¥67,000(税込¥73,700)」となっている。
余談であるが、本当に久しぶりにアライのサービスバスを見てバイクレース撮影が出発点であった者として懐かしさより安心感が戻ってきたことを付け加えておく。
Text: Atsushi BESSHOPhoto: Atsushi BESSHO
Arai Helmet, Ltd.










