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SUPER FORMULA

第8戦SUGOフリー走行 小出峻が初のセッショントップタイム!

フリー走行1回目: トップタイムは小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦のフリー走行が、8月9日、宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、ルーキーの小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)がトップタイムをマークした。

 シーズンも残りところ3大会、残り5戦。ここまでドコモ・ダンディライアンの太田格之進3勝(84p)、牧野任祐2勝(73p)と、勝ち星としては圧倒しているが、ポイントでは、2勝ながらコンスタントに上位も入っているVANTELIN TOM'Sの坪井翔(87p)がリードしている。

 年一度の東北大会を制するのは、この三人のうちの誰かか、それとも4人目の新たな勝者が誕生するのか、注目される。

 また、コースの路面回収が行われたことが、タイムにどう影響するのかも気になるところだ。

 午前9時から1時間30分行われたフリー走行では、まずチーム無限が好調さを窺わせた。

 岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)が、開始まもなく1分6秒台をマークすると、その後6秒524、6秒223、6秒064と、開始60分までトップタイムをマークし続けた。

 60分を過ぎて、トップタイムをマークしたのがチームメイトの野尻。1分6秒051でトップに躍り出ると、5秒542までタイムを詰めた。

 チーム無限の対抗と目されるのがトムスだ。特に、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)は、走行開始から上位につけ、終盤トップタイムを記録。最終的には、チームメイトの坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)にも逆転され4位に甘んじたが、坪井とともに好調だ。

 一方、DOCOMOダンディライアンの牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)と太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)は、安定しないクルマに苦しんだ。最後に太田が6番手タイムをマークしたものの、苦しいスタートとなった。

 そして、最後のアタックで、大殊勲のトップタイム1分5秒501をマークしたのが今季デビューの小出。ここまでQ2進出のボーダーラインの常連だったが、今週は大化けしそうな可能性を感じさせた。

 担当の村井エンジニアも「これまでズレていたピースがはまった感じです」と、予選に向け気を引き締めてはいたものの、小出とともに笑顔がこぼれた。

 予選は、本日、午後2時からノックアウト方式で行われる。

フリー走行1回目: トップタイムは小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)

フリー走行1回目: 2位は野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)

フリー走行1回目: 3位は坪井翔(VANTELIN TOM\'S SF23)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

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