
8月9日、スーパーフォーミュラ(SF)第8戦の行われているスポーツランドSUGOにおいて、2026シーズンに新たに参入する新チームの発表が行われた。
チームは、DELiGHTWORKS(ディライトワークス)RACING。今シーズン、SFライツに参戦している新興チームだ。ドライバーは松下信治。2023シーズンをもってスーパーフォーミュラから離れているが、2シーズンぶりの復帰となる。
松下は、「SFではやり残したことがある。最近は解説などでSFを外から見ることが多かったが、ここに戻ってきたいという思いを強くした。シートを獲得できたことは本当に嬉しい。厳しいことは承知をしているが、チャンピオンという目標に向かって頑張りたい」と意気込みを語った。
自身もレーシングドライバーとしてのキャリアを持つ、チーム代表兼監督の下山征人氏によると、DELiGHTWORKS RACINGは「人材育成と競技力の両立を追求する“人材開発型モータースポーツチーム”」として、SFライツチームとも連携して運営。2026年は1台体制だが、2台体制移行を目指し、若手ドライバーに実戦の機会を与えていきたいとのこと。

エンジンはホンダを使用。メンテンスは今季SFライツでもタッグを組んでいる戸田レーシングが担う。ただ、戸田レーシングはSF経験がないため、エンジニアなどの人材は国内外を問わずに交渉をしているとのことだ。
すでに、新車をオーダーしており、10月にはデリバリーされ、12月のテストには間に合わせる予定という。
今季、Jujuの1台体制で参戦を開始したTriple Tree Racingに続き、2年連続で新規参入チームを迎えることになったSFシリーズ。日本レースプロモーション(JRP)の近藤会長、上野社長も「シリーズを面白くしてくれると期待している」と歓迎の様子だ。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Kazuhiro NOINE & DELiGHTWORKS RACING
