2025FIA-F4選手権シリーズ第4戦の決勝が8月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われた。レースは1周目にトラブル車両がコース状に撒いたオイルのため赤旗中断となり、再開後もアクシデントによりセーフティーカーが導入されるあれた展開となり、規定周回に達するのを待たずして制限時間を迎え、終了という残念な結果となった。優勝はポールポジションからスタートした佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)だった。
第4戦決勝は午後5時15分にフォーメーション開始。スーパーGTの決勝中に降った雨は収まり、天候は曇り。路面はドライでの戦いとなった。
スタートでは佐藤が予選2位からスタートを決めた新原光太郎(HFDP with B-Max Racing)の追い上げを退け、トップで1コーナーに飛び込む。3番手は白崎稜稜(Kageyama YBS Verve MCS4)だ。
ところがその後方で武藤雅奈(TGR-DC RS F4)がマシントラブルによりホームストレート上にオイルを撒き散らしたため、1周を終えずして赤旗中断となってしまう。
レースは午後5時40分にセーフティーカー(SC)の先導で再開。4周目から追い越しが可能となったが、その直後に1コーナーで後方集団数台によるクラッシュが発生、再びSCが導入された。
結局、レースはSC先導のまま制限時間の午後5時50分に達したため、5周終了をもってチェッカーフラッグが提示されることとなった。
これにより、ポールポジションの佐藤樹が5月の第3戦に続いて2連勝。2位に新原光太郎がつけ、白崎稜が3位という結果となった。
インディペンデントクラスも予選トップのDRAGON選手(#30 B-MAX TEAM DRAGON)がそのまま優勝となっている。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Kazuhiro NOINE












