全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6戦(延期分)の決勝が、8月31日、スポーツランドSUGOで行われ、今大会ここまで無敗の野村勇斗(HFDP WITH B-MAX RACING)が、今レースもポールからトップを譲ることなく19周を走り切って、4連続ポール・トゥ・ウィンで今大会を締めくくった。
マスタークラスは、同じく今大会絶好調の今田信宏(JMS RACING TEAM)が、優勝を飾り、こちらも今大会4連勝を飾った。
スタート前、弱い雨が落ちてきたが、コースを濡らすまでには至らず、全車ドライタイヤでスタートを迎えた。
ポールポジションの野村は、スタートで佐野雄城(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)に迫られたものの、1コーナで巧みに抑えると、勝ちパターンに持ち込もうと、僅かずつ差を広げていく。しかし、今回佐野は序盤から粘って、7周以降は逆に少しずつ差を縮めていく。
3位以下は、古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S SFL)、三井優介(DELiGHTWORKS)、小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、卜部和久(B-MAX RACING 324)と予選順で続いた。
僅差の攻防を繰り広げる野村と佐野だったが、6周目に佐野にはフライングの裁定で、結果にプラス5秒のペナルティが課された。しかし、二人の攻防はペナルティの有る無しにかかわらず、後続を引き離しながら続いていく。
14周目には、二人の差は0.3秒にまで縮まったが、佐野の追走もここまで。最後は野村が再び差を広げて逃げ切った。3位には古谷が入り、今大会2度目の表彰台に上った。
今大会を無敗で終えた野村は、前岡山大会の初優勝から無傷の7連勝。どこまで連勝を伸ばすのか、来週末に行われる富士大会に注目だ。
マスタークラスは、序盤こそ、トップ今田に、清水康弘(GNSY RACING 324)とDRAGON(TEAM DRAGON 324)が僅差で続いたが、レース折り返しから今田選手が二人を引き離して、今大会4連勝を飾った。
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Kazuhiro NOINE







