カテゴリー

ニュース内検索

SUPER GT

第1戦岡山決勝 GT300クラスは65号車LEON PYRAMID AMGが優勝

GT300クラス優勝はLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)

 岡山国際サーキットで開催された2025オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の決勝。GT300クラスは予選4位からスタートした65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)が接戦を制し、今季初勝利をものにした。

 第1戦決勝はウェットコンディションの中、午後1時10分にセーフティーカーの先導で始まったが、4周目のリスタート直後にいきなりGT500クラス同士の多重クラッシュが発生したため、赤旗中断となってしまう。

 しかしこのクラッシュ現場を通過する際、飛散したパーツを避けながら走行するポールスタートの片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)を予選2位の藤井誠暢(D'station Vantage GT3)を巧みにかわしてトップでコントロールラインに戻ってきた。

 レースはSC先導で再開され、11周目に追い越しが可能となるが、14周目にGT500車両のコースオフで再びSCが入り、19周目に再度仕切り直しとなる。

 すると20周目のパイパーコーナーで藤井のインを狙った片岡がこれを押し出してしまい、777号車はスピン。そのままグラベルに捕まってしまったため、フルコースイエロー(FCY)が宣言される。777号車はほどなくコースに復帰したため、約5分後にFCYは解除となるが、この件で4号車にはドライブスルーペナルティとの判定が下され、2台とも上位争いからは脱落を余儀なくされた。

 その後方では28周目のヘアピンで予選4位の菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)が予選3位の井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)を捉え、4号車に次ぐ2位に浮上。

 その後、31周目に61号車、65号車は43周目にピットインし、それぞれ山内英輝と蒲生尚弥に交代。両者はいずれもウェットタイヤでコースに戻ったが、この頃から次第に天候が回復、路面も徐々に乾き始めていった。

 そこで4号車は46周目に行ったピット作業でドライタイヤを投入して谷口信輝に交代。18号車UPGARAGE AMG GT3も47周目にドライタイヤに履き替えて野村勇斗から小林崇志に交代。

 この動きに呼応して96号車K-tunes RC F GT3、0号車VENTENY Lamborghini GT3もドライバー交代とドライタイヤへの交換を同時に行う作戦に出た。

 これを受けてこの時点でトップを走っていた65号車も55周目に2度目のピット作業を決断。ドライタイヤに履き替えてコースに復帰する。

 65号車はアウトラップのリボルバーコーナーで18号車の先行を許すが、その後も離されずに18号車を追い上げ、70周目のアトウッドカーブで攻略を試みる。この結果両者は接触し、18号車はグラベルへ。65号車はトップを守ってコースに復帰するが、この接触により5秒のタイムペナルティを負うことになった。

 しかし蒲生は2位に浮上してきた安田裕信(ANEST IWATA RC F GT3)を引き離しにかかり、最後はペナルティ分も含めて9秒718もの大差をつけてフィニッシュ。今季初勝利をものにした。

 2位の26号車ANEST IWATA RC F GT3(イゴール・オオムラ・フラガ/安田裕信)はこれがチーム結成以来初の表彰台。3位には56号車リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/平手晃平)が入っている。

GT300クラスのスタートシーン

GT300クラス決勝2位はANEST IWATA RC F GT3(イゴール・オオムラ・フラガ/安田裕信)

GT300クラス決勝3位はリアライズ日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/平手晃平)

GT300クラスで優勝した蒲生尚弥/菅波冬悟組(K2 R&D LEON RACING)

GT300クラスの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース