2024年スーパーFJ日本一決定戦は11月30日(土)に鈴鹿サーキットで開幕。まずは特別スポーツ走行が行われた。
今回はエントリーが53台に達して、予選/第1レグはA組、B組にグループ分けされて行われるが、20分間の特別フリー走行も同様に行われる。
まずは午前8時45分、A組の27台が走行開始。気温8度のドライコンディションだ。路面温度も低く全車がウォームアップする中で石井大雅(ファーストガレージ制動屋S2)がスプーンコーナー立ち上がりで姿勢を乱してハーフスピン、グラベルに止まってしまうが、フリー走行はそのまま継続。
まずは残り13分。落合蓮音(ファーストガレージKKS-2)が2分14秒233のトップタイム。2番手にチームメイトの酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)がつける。残り10分に岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)が15秒405で2番手へ上がり、3番手は迫隆眞(ミスト制動屋 Kデンタルオフィス)の16秒119が続く。
残り6分40秒、田上蒼竜(Hobbybase&ZAPSPEED)が2分16秒093で4番手へ上がる。さらに岡本が14秒731をマークするも落合を上回れず2番手変わらず。3番手迫、4番手田上、5番手酒井と続き6番手に加納康雅(イーグルスポーツ)が浮上。加納はさらに自己ベストを短縮、16秒141で5番手へ。
残り2分、杉田悠真(LAPS with REV RACING)が2分15秒949を出して5番手。加納は6番手にドロップするもただちに15秒532をマークして5番手復帰。さらに宮園拓真(ABBEY RACING)が15秒769で6番手。杉田は渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)にもかわされて8番手。
チェカードフラッグが振られる中、岡本は最後のタイムアタックで自己ベストを2分14秒467まで縮めるも落合のトップは変わらす。以下迫、田上、加納、宮園というトップ6になった。
しかしながら落合のトップタイムは走路外走行があったとのことで(フリー走行なのでペナルティはない)実質のトップは岡本といえる。
A組に続いて午前9時20分、B組のフリー走行が開始。こちらは全26台だが出走は24台となった。
残り12分、豊島里空斗(C.S.I Racing)が2分15秒996でトップ。2番手は吉田馨(TAKE FIRST)の16秒555、3番手松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)の16秒562と続く。
吉田は残り10分に2分14秒589のトップタイム。豊島も15秒249まで自己ベストを短縮するも2番手にダウン。3番手には鈴木七瀬(FORM with 雅企画)の15秒628、4番手藤井将大(DragoCORSEスカラシップの16秒387、5番手松原、6番手津田充輝(ファーストガレージKK-SII)と続く。
残り7分、筑波富士王者の伊藤駿(ZAPSPEED10VED)が2分15秒686で4番手にジャンプアップ。そしてこのタイミングでもてぎSUGOシリーズチャンピオンの小田優(DoragoCORSE TAKE)が15秒776で6番手、さらに続く周回で15秒232まで自己ベストを削り取り3番手へ。そして豊島が15秒061で2番手へと浮上。YUTA SUZUKI(ZAP SPEED KK-S2)が15秒061で3番手へ。伊藤も15秒162で4番手へ上がり小田5番手。
残り2分を切ってSUZUKIがセクター1で全体ベストを出すと、14秒751とタイムをまとめ2番手へ。伊藤も14秒936をマークして3番手。トップ吉田のタイムを脅かす者は現れず吉田~SUZUKI~伊藤~豊島~小田~松原というトップ6でフリー走行を終えた。
スーパーFJ日本一決定戦予選は本日午後2時からA組、2時35分からB組がそれぞれ20分間で行われる。
Text: Junichi SEKINEPhoto: Yoshinori OHNISHI