TCRジャパンサタデーシリーズは9月10日、富士スピードウェイで公式予選を行い、ポイントリーダーのHIROBON(CUPRA TCR)がポールポジションを獲得した。
夏の日差しが戻ってきたような暑さのなか、予選が行われた。今回は世界耐久選手権のサポートレースのため、通常のスケジュールとは異なり、サタデー&サンデーシリーズの予選が続けて行われる。
序盤、まだ各車タイムアタックを行う前の段階で、精力的に周回を重ねていた滝川聡(Audi RS3 LMS)が100R出口でコントロールを失いクラッシュ。赤旗が提示され予選は中断となってしまった。
再開後は、残り4分という短い残り時間のなかでのアタックとなったが、HIROBONが1分47秒570と唯一人48秒を切るタイムを叩き出す。
HIRONBONのチャンピオン奪取を阻止したいシリーズ2位の猪爪杏奈(Honda CIVIC TCR)が、終了間際まで渾身のアタックを試みるが、48秒124まで詰めるのがやっと。
HIROBONがサタデーシリーズ今季3回目のポールポジションを獲得した。
Text:Shigeru KITAMICHI