FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第9戦もてぎ決勝 阪口晴南、独走で6勝目! マスターズは今田信宏が初のポールtoウィン!

決勝レースがスタートした

9月19日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第9戦の決勝が栃木県・ツインリンクもてぎで行われ、#3阪口晴南(Sutekina #3)が好スタートから独走で優勝。#3阪口はこれで6戦6勝、ポール・トゥ・ウィンを続けている。
マスターズクラスは、初のポールポジションからスタートした#4今田信宏(JMS RACING)が#34三浦勝(CMS F111/3)を抑えきって今季5勝目を飾った。

優勝は阪口晴南(Sutekina #3) 2位争いを演じる古谷悠河(TOM\'S YOUTH)と三浦愛(Super License) このままの順位でゴールした マスタークラス優勝の今田信宏(JMS RACING)

予選時に降っていた雨は上がったものの、スタート前のサーキット上空は今にも泣き出しそう雲行きで、各チームはグリッド上にレインタイヤを持ち込んで天候の急変に備えた。

結局雨が降ることはなくスタートを迎え、ポールスタートの#3阪口がトップで1コーナーに飛び込み、これに予選3位の#6三浦愛(Super License)が続く。「動き出しは良かったがホイールスピンをしてしまった」という#28古谷悠河(TOM'S YOUTH)は#6三浦の先行を許すことになってしまった。

3周目までは#6三浦が#28古谷を上手く抑え、この間にトップ#3阪口はラップタイムを1分49秒台から48秒へと上げ、コースレコードを更新しながら一気に逃げる。その差は3周終了時で5.6秒と早くも独走態勢を築く。

4周目、それまで#6三浦に抑えられていた#28古谷は、1~2コーナーで横に並ぶと3コーナーでついに前に出ることに成功。トップ#3阪口に遜色ないタイムで追撃態勢に入る。

しかし、後方との差を無線で聞きながら冷静に走るトップ#3阪口は、#28古谷がタイムアップするとそれに合わせるようにペースを上げ、#28古谷より常に0.2~0.5秒速いラップを刻みながら周回を重ねて14周を走りきり、最終的に2位#28古谷に10秒近い差をつけて貫禄の勝利を飾った。

3位にポジションダウンした#6三浦も、1分50秒台から49秒台にペースを上げて2人を追ったが、48秒台で走るトップ2とは差が開いて単独走行となり、3位フィニッシュでリージョナル初レースを終えた。

優勝した#3阪口はこの勝利でシリーズポイントでもトップに立った。欠場した第2大会菅生戦の3レースはノーポイントだが、それ以外の6レースは満点の25点を取り続けている。

マスターズクラスは、逃げる#4今田の背後に予選2位の#34三浦勝(CMS F111/3)が迫るという展開がスタートからフィニッシュまで続いた。結局、「何度か仕掛けましたが、もてぎで前に出るのは難しい。明日もレースがあるので無理はしませんでした」という#34三浦を#4今田が抑えきって念願のポール・トゥ・ウィンを飾った。

クラス3位争いも、逃げる#30DRAGON(B-MAXエンジニアリング)、追う#11植田正幸(Rn-sports F111/3)が最後まで競り合ったが、こちらも#30DRAGONが抑えきって表彰台を得た。

第10戦の決勝は明日20日の午後1時20分から17周で争われる。

Text:Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース