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鈴鹿サーキットが恒例のモータースポーツファン感謝デーを開催 星野vs中嶋最後の対決は中嶋の勝ち越しで決着

モータースポーツシーズンの開幕を告げる毎年恒例のイベント、「2018年モータースポーツファン感謝デー」が3月10-11日の二日間、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。

両日を通じて好天に恵まれ、初日23,000人、二日目は27,500人の観客が来場した同イベントではMotoGPやJSB1000、スーパーフォーミュラやスーパーGTといった二輪四輪のトップカテゴリーが一堂に会したほか、レジェンドF1のデモ走行や「永遠のライバル『星野一義・中嶋悟』」など、すっかりおなじみとなったイベントに加え、今回は新たに鈴木亜久里、土屋圭市のARTA首脳二人によるデモレースも加わり、スタンドは感動と笑いに包まれた。

またこのイベントに併せて今回で30回を迎えるF1日本グランプリの開催概要や、新たに開催される鈴鹿10hの進捗状況がモビリティランドから発表され、日本レースプロモーション(JRP)からは既報のとおり全日本スーパーフォーミュラ選手権のシリーズ概要と新シャシーSF19の開発状況が明らかにされた。

FIA-GT3の世界一決定戦ともいうべき鈴鹿10h(8月26日決勝)には3月10日現在で27台のエントリーが確定しており、鈴鹿サーキットとしては第2次募集を行って最終的に50台を確保する意向。日本からはスーパーGTのGT300クラスに参戦するAudi Team Hitotsuyama、CARGUY Racing、カーズ東海ドリーム28、D’station Racing、GAINER、グッドスマイルレーシング、JLOC、Modulo Drago CORSE 、TEAM UPGARAGEらが参戦。スーパー耐久からはapr、D’station Racing、Rn-sportsが参戦する。JLOCは2台体制での参戦だ。

また鈴鹿10hはスパ24時間レースとも友好協定を締結し、「Spa-Suzuka CUP」という賞典を設定。両レースに参戦し、決勝レース周回数が最大となったチームにトロフィーを贈呈することも併せて発表されている。

なお、今回が最後の対決とアナウンスされていた星野vs中嶋のマッチレースは初日にフライングで先頭に立った星野が1勝。二日目も同様の手口で中嶋の追撃を振り切ったが、中嶋がまさかの再戦を要求、今度はスタート2秒前に掟破りのフライングを犯した中嶋が1コーナーで飛び出す危ない場面もありながらも、2周目に星野を大外から抜き去って勝ち星を7勝6敗とした。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI


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