ルーキー松下大人の対応?!
鈴鹿モータースポーツファン感謝デー恒例のデモレース、「スーパーフォーミュラ オープニングラップ」が3月11日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、前年チャンピオンの#1石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING)がトップでチェッカーを受けた。
オープニングラップは午後1時5分スタート。7周で行われた。
スターティンググリッドはチャンピオンの石浦がポールポジション、ルーキーの#15福住仁嶺(TEAM MUGEN)が2番手、#18小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)が3番手、同じくルーキーの#6松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION)が4番手につき、5番手以下は昨年のランキング順という演出。
スタートでは石浦がそのままトップで1コーナーに飛び込む一方、福住は出遅れて一時5位あたりまで後退したが、2コーナーまでに挽回して2位に復帰、2周目のホームストレートではオーバーテイクボタンを使って石浦を抜き去り、トップに浮上する。
しかし3周目には石浦を抜いて2位に浮上した小林がホームストレートでインから福住を抜いてトップに。その小林を松下が5周目のホームストレートで抜き去ってトップに浮上した。
ファイナルラップに入ると石浦が福住、小林を次々に抜き返して2位に浮上、そのままトップの松下との差を詰めていった。すると松下は最終コーナー立ち上がりでクルマをアウトに寄せ、石浦にトップを譲る形でチェッカーを受けた。3位は小林、福住が4位につけ、今回公開テストに参加した#7オリバー・ローランド(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が5位だった。
3年ぶりの参戦となる#20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は1周目にタイヤ交換を行い、順位は最後尾に落ちながら1'38.090のファステストラップを叩き出している。
なお、一昨年のチャンピオン、#2国本雄資(P.MU/CERUMO INGING)は体調不良のため残念ながら参加を見合わせることになった。
全日本スーパーフォーミュラ選手権の2018シーズンは4月20-21日に同じ鈴鹿サーキットで開幕、明日12日と明後日13日は鈴鹿にとどまって合同テストを実施する。
Text:Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Foumr0