SUPER GT

SGT:第1戦岡山公式予選 赤旗続出の波乱の中、#8ARTA NSXが6年8ヶ月ぶりのPP獲得!!

終盤まさかの大波乱!!
2017オートバックス スーパーGT第1戦「岡山GT300kmレース」の公式予選が4月8日、岡山国際サーキットで行われ、予選Q2が相次ぐ赤旗中断に見舞われる中、#8ARTA NSX-GT(野尻智紀/小林崇志組)が2010年8月の鈴鹿1000km以来6年8ヶ月ぶりのポールポジションを獲得した。
GT300クラスもまた予選Q2が残り3分で赤旗中断となったものの、#65LEON CVSTOS AMG-GT(黒澤治樹/蒲生尚弥組)が中断前に1'25.044を記録してポールだった。

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公式予選は午後2時45分よりノックアウト方式で行われた。
今にも降り出しそうな曇天の下、午後3時の時点でウェット宣言が出されるという難しいコンディションでの走行となり、GT300、GT500共に赤旗の相次ぐセッションとなった。

予選Q1

GT500クラスは朝の公式練習同様にレクサス勢が好調、ニッサン勢が下位に沈む展開となり、終わってみればGT-R全4台がQ1落ちというまさかの結果に終わった。
トップタイムを記録したのは石浦宏明のドライブする#38ZENT CERUMO LC500で1'18.521。以下#6WAKO'S 4CR LC500(アンドレア・カルダレッリ)、#37KeePer TOM'S LC500(ニック・キャシディ)と8台中5台がレクサスという状況。そうした中で前年チャンピオンの#1DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン)のみがまさかのQ1落ちとなった。
久々のGT500参戦となった#16MOTUL MUGEN NSX-GTも武藤英紀のドライブで7位と見事Q2進出を果たした。

GT300クラスは開始約6分で今季より参戦の#52埼玉トヨペットGreen Brave マークX MC(番場琢)が1コーナーで飛び出したために赤旗中断となり、再開後は小雨の降り始める中熾烈なタイムアタック合戦が展開された。
その結果#4グッドスマイル初音ミク AMG-GT(片岡龍也)がトップ、2位に#30TOYOTA PRIUS apr GT(佐々木孝太)が2位につけ、#65LEON AMG-GT(黒澤治樹)が3位という結果に。
高星明誠の国内復帰で注目される#3B-MAX NDDP GT-Rは高星の懸命のアタックも実らず16位で予選を終えることになった。

予選Q2

Q2はGT500、300共に赤旗が続出する結果に。
GT500クラスは残り時間2分を切ったところで#36au TOM'S LC500(中嶋一貴)が1コーナーで飛び出し赤旗中断に。
この周でアタックに入っていた#38ZENT LC500(立川祐路)らがチャンスをフイにする結果になってしまう。
予選は午後4時35分に残り3分とされて再開したが、今度は#16無限NSX(中嶋大祐)がアトウッドカーブの先でストップしてしまい、二度目の赤旗を出してしまった。
結局GT500の予選はこの赤旗をもって終了となり、中断前に1'20.604を記録していた#8ARTA NSX-GTがポールポジションを獲得することになった。
Q2を担当した小林は、2010年8月の鈴鹿1000kmでも第3ドライバー扱いにもかかわらずチームの手続きミスからQ3を任され、見事ポールタイムを叩き出しており、その時以来のGT500ポールとなった。
2位には#6ワコーズLC500(大嶋和也)、3位には#37KeePer LC500(平川亮)がつけた。

GT300クラスも残り3分44秒で#30apr プリウス(永井宏明)がパイパーコーナー立ち上がりでコンクリートウォールに突っ込み、赤旗の原因を作ってしまった。
これにより中断前に1'25.044を記録していた#65LEON AMG-GT(蒲生尚弥)がポールポジションを獲得。#4初音ミクAMGは再開後も谷口が最後の最後まで懸命のアタックを続けたがわずかに及ばず、2位で明日の決勝をスタートすることになった。
3位には前年王者の#25Vivac 86 MC(松井孝允)がつけた。

スーパーGT第1戦決勝は明日午後2時30分より82周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA


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