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SGT:第8戦もてぎ GAINER Rn-SPORTS SLS、今年最高のパフォーマンスで5位入賞! (GAINER)

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  • #10 GAINER Rn-SPORTS SLS
  • Masayuki UEDA / Hideki YAMAUCHI
  • 予選:8位 決勝:5位
  • 入場者数/予選日:15,500人・決勝日:32,000人
11月14日(金曜日)
  • 専有走行 13:00~16:15 晴/ドライ/気温:15?19度/路面温度:17~26度

 今年は海外戦が10月のタイに組み込まれ、今までのように公式テストが行えなかった分、金曜日に公式テストが3時間15分にわたって行われた。

 山内英輝がまずスタート。走り出しは路面が出来ていない事もあり、アンダーステアがかなりひどく、トラクションも全く無い。フロント、リアの足回りを何度か調整し、セットを進める。途中植田正幸と交代し、植田もタイから1ヶ月半ぶりマシンを確認していた。その後違うタイプのタイヤに履き替え山内がアタック。01‘49.230のタイムで、このセッションのトップタイムをたたき出す。300クラス専有時間になっても、このタイムを更新するマシンは無く、GAINER11号車が2番手、10号車が1番手でさい先の良いスタートが切れた。

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11月15日(土曜日)
  • 公式練習 9:00~10:50 晴/ドライ/気温:10度/路面温度:15度

 昨日と同様に晩秋の秋晴れの中、オンタイムで公式練習は開始された。走り出しは山内から。昨日から路面もかなり良くなり、全体的にグリップが上がって、満タンで悪くないタイムからスタート。路面もまだまだ改善が見込める事から、早めに植田と交代しロングランでタイヤの摩耗確認を行い、違う種類のタイヤも比較テストを行った。ブレーキのキツイもてぎのせいか、だんだんとブレーキにも負担が掛かり始める。途中、ブレーキを交換し、山内で ユーズドタイヤのグリップを確認した所で、このセッションは16番手で終えた。

11月15日(土曜日)
  • ノックアウト予選 1回目 13:30~13:45 晴/ドライ/気温:14度/路面温度:21度
  • ノックアウト予選 2回目 14:10~14:22 晴/ドライ/気温:15度/路面温度:22度

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 お天気は快晴。気温は低めで絶好の予選日和となった。Q1を担当するのは山内。1発勝負でQ2に進むために、6分経過後にコースへ送り出す。計測2周目に01‘48.240のタイムで11号車ビルドハイムに続いて暫定2番手。まだ余力を残してはいたが、タイヤを温存するために、1周のアタックで終了。2台を脅かすマシンは現れず、GAINERは1-2でQ1を突破した。

植田正幸ドライバーコメント
 昨日からアンダーステアが消えなくて、山内とエンジニアで色々セットを考えてくれてました。予選に向かってかなり良いセットをみつけて貰って、山内にはQ1を頑張って貰って、Q1が1-2、Q2で僕も3列目までには並べたかったのですが、4列目からのスタートになりました。明日は11号車の援護が出来るように頑張りたいと思います。
山内英輝ドライバーコメント
 昨日からの流れで今日も良い予選が出来たし、Q1も無事突破してQ2も植田さんも良いラップで走ってくれて、今年一番のポジションからのスタートになりました。明日に期待出来るかなと思うのと、車も明日に向けて煮詰めていかないといけないと思います。良い傾向にしか見えてないので、頑張りたいと思います。

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11月16日(日曜日)
  • フリー走行 9:15~9:45 曇/ドライ/気温:8度/路面温度:12度
  • 決勝 13:00~ 曇/ドライ/気温:16度/路面温度:23度

 レースウィーク3日目の朝も快晴の中オンタイムでスタートした。まず山内がピットを離れていく。ライフ終わってるタイヤしか残って無かった為、リアの足回り、フロントの足回りを何度か調整してセットを進める。残り5分で植田と交代。3周を周回してチェッカーを受けた。その後のサーキットサファリで、車両に異常が見つかり1周でピットへ。決勝出走に少しの不安材料が出てきてしまった。

gt-rd8-g10-6.jpg  何とかグリッドにマシンを並べ、最後にチェッカーフラッグを受けられることを願う。スタートドライバーは山内。もてぎは抜きにくいサーキットだが、11号車の援護をしつつ、表彰台獲得を狙いにいく。

 スタートで前を走る3号車GTRを抜きに掛かるが叶わず、0.5秒差の攻防が5周に渡って繰り広げられる。5周目に3号車をパスすると、6周目には55号車CRZ、9周目には0号車CRZ、16周目には65号車SLSを交わして4位まで浮上。31号車PRIUSが、4号車との接近戦を繰り返していたが、抜けないと判断し17周目にピット作業を行い3番手に。2番手4号車とはこの時点で3.3秒差。19周目には差は1秒を切り、明らかにラップタイム10号車山内の方が速い。

gt-rd8-g10-7.jpg  そのまま後方から4号車の隙をうかがい、24周目の3コーナーでパス。11号車とは1-2体制を築く。しかし、前回からBOPにより、ストレートスピードが増した21号車AUDIが4号車をパスして、ひたひたと後方から近づいてくる。不要な争いを避け、山内をMAXラップの周回を優先しタイヤを温存するために29周目に21号車に先行を許す。31周目に植田と交代するためにピットへ。

 植田がピットを離れると後ろから4号車が。しかし植田はアウトラップで押さえることは叶わず先行を許すことになる。全車ピット作業を終えた時点で5番手を走行。前車は21号車だったが、差を詰めることは叶わず、後方65号車との差も詰められることもなくラップを重ねる。残り7周位から65号車のペースが若干速くなり、徐々に詰められてはきたが何とか押さえきり、心配されたマシンもなんとか最後までトラブルなく走れ5番手でチェッカーを受けた。

植田正幸ドライバーコメント
 朝のフリー走行でトラブルが見つかり一時は走れない覚悟もしましたが、チームの英断で何とか走る事が出来ました。結果は山内の頑張りで5位に入る事が出来ました。しかし、11号車の援護射撃にはならなかったのが少し悔いが残ります。今年一年、若い山内と組ませて頂きチームには感謝しています、ダンロップさんも頑張って頂き、もう少し頑張ったら・・・たらればですが(笑) 今年一年応援して頂いたゲーナーファンの皆様、ほんとにありがとうございました。
山内英輝ドライバーコメント
 スタートしてGTRを抜くのに苦戦しましたが、その後はうまくパッシングも出来たし、一番重要な4号車の前にも出られました。レース展開も凄く良かったと思います。交代した後も植田さんのペースも良くて、最後に良い形でちゃんとレースを終えられたので凄く良かったと思います。1年間戦ってきて、ダンロップタイヤさんやGAINERのスタッフにも凄く感謝してますし、自分自身もアピール出来るところも多かったので、色んな意味で成長出来た1年だったと感じています。本当に1年ありがとうございました。
田中哲也監督コメント
 決勝朝に少しトラブルがあったのですが、その中でベストを尽くせて、5位を獲得できたのは良かったと思います。1年を通して監督としてはもっと出来ることがあったのではないかと思っています。結果が変わったかどうかは別として。僕としても難しい最後だったと思います。ただタイヤも良かったし、車も良かったし、完璧な最終戦だったと思います。言えることは僕がもっときちんと作戦を立てることが出来ていれば、10号車がもう少し前に行けたかと思います。
GAINER


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