(C)NISMO
◆◆2003年度 日産のモータースポーツ活動◆◆
日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロスゴーン以下、日産)及びニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(本社:東京都品川区南大井 社長:佐々木健一 以下、ニスモ)は、本日、2003年度のモータースポーツ活動について発表した。
日産のモータースポーツ活動は、同社のグローバル・モータースポーツ・オフィサーである佐々木健一(ニスモ社長)が統括する。本年度は以下の2つのカテゴリーに出場する。
1) 全日本GT選手権
ニスモが開発するR34スカイラインGT-Rにて、全日本GT選手権に出場する。ニスモ監督は柿元邦彦が務め、先日発表したダレン・マニング選手に代わり、リチャード・ライアン選手が出場する。
■チーム体制 ● チーム名 NISMO ● 車両 R34 スカイラインGT-R ● ドライバー 本山 哲 ミハエル クルム(ドイツ) リチャード・ライアン(アイルランド) 影山 正美 ● チーム名 TEAM IMPUL ● 車両 R34 スカイラインGT-R ● ドライバー ブノワ・トレルイエ(フランス) 井出 有治
2) ダカールラリー
4年計画のグローバルプロジェクトの2年目として取り組む。初年度は2003年1月1日~19日にかけて行われ、南アフリカオフロード選手権で2年連続シリーズ優勝の実績をもつ日産ピックアップ(5台)で出場した。SSトップ4回(バタネン選手)、総合5位入賞(ドゥビリエ選手)と、次回につながるデータと貴重な実戦経験を得ることができた。来年度の計画、体制については、決定次第発表する。
このほかに、お客様にモータースポーツの楽しさを知っていただくため、国内外において様々なモータースポーツ活動をサポートしていく。
1) マーチカップレース/日産レーシングスクール
入門クラスでありながら、本格的なレースが楽しめるマーチカップレースを開催する。昨年発表のK12マーチをベースに、足回りやエキゾーストに改良を加えている。データロガーを標準装備して参加者の運転技術の向上を図ると共に、多くのお客様にレーシングカーの楽しさを体感していただくことを狙いとする。また、各サーキットでレース前にマーチカップカーを使用したレーシングスクールを開催し、サーキットマナーやメンテナンスについても指導をしていく。
2) プライベーター支援
ニスモは、全日本GT選手権 GT300クラスに、ハセミモータースポーツから出場するフェアレディZの開発をサポートする。また昨年同様スーパー耐久シリーズにエンドレススポーツおよびJMC Racing Divisionから出場するR34スカイラインGT-Rに加え、フェアレディZで参戦するC-WEST LABSへの技術的な支援を行う。
さらに、ドイツで行われるニュルブルクリンク24時間レースに出場するファルケンGT-R(R34型)のエンジン開発やメンテナンスなどのサポートを行う。
3) 海外の活動
- 1. 南アフリカ・オフロード選手権
- 2001年、2002年とシリーズ優勝を遂げた日産ピックアップ(現地名:ハー ドボディ)にて、南アフリカ日産がシリーズ全8戦に出場する。
- 2. テレフォニカ・ワールドシリーズbyニッサン(スペインほか)
- 日産VQエンジンとダラーラシャシーによるワンメイクフォーミュラシリーズにプロダクトおよびイベントスポンサーとしてスペイン日産が協賛。昨年のシリーズ参加者から3名のF1テストドライバーを輩出するなど、注目度の高いシリーズ。スペインをベースに、フランス、イタリア、ベルギー、ブラジルを転戦する。1イベント2ヒート制で合計18レースが行われる。
- 3. インフィニティプロシリーズ(アメリカ)
- インフィニティQ45に搭載されているVKエンジンとダラーラシャシーによるワンメイクフォーミュラで、インディカーシリーズ(旧IRL)のステップアッププログラムとして位置づけられている。米国内で年間12戦が行われる。同シリーズに北米日産がイベントスポンサーとして協賛。
上記の情報は「NISMO official web site」をご覧下さい。