SUPER GT

SGT:第8戦オートポリス レクサスSC430 39号車が3位表彰台獲得 (TOYOTA)

SUPER GT第8戦  レクサスSC430 39号車が3位表彰台獲得
首位を快走していた38号車は痛恨のリタイア
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3位表彰台を獲得したレクサスSC430
(No.39 デンソー サード SC430)

 SUPER GT第8戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」が10月13日(土)、14日(日)の両日、大分県のオートポリスで開催された。

 今大会にはGT500クラスに16台、GT300クラスに25台の計41台がエントリー。トヨタ勢はGT500クラスに6台のレクサスSC430、GT300クラスに2台のトヨタMR-Sと1台のトヨタ セリカが出場した。

 全9戦で戦われて来た2007年シーズンも残り2戦となり、チャンピオンシップ争いはいよいよ大詰めとなった。GT500クラスでは宝山TOM'S SC430 1号車とZENT CERUMO SC430 38号車がまだタイトル獲得の可能性を残しており、逆転タイトル目指しオートポリス戦へと挑んだ。また、GT300クラスでも、前戦ノーポイントとなったためにランキングトップの座を譲ったTOY STORY MR-S 101号車が再びの首位奪取を目指した。

◆予選◆

 13日(土)に行われた予選は、再びスーパーラップ形式で競われた。好天の下、午前10時30分から予選第1回目が行われ、38号車の立川祐路が唯一、他を圧倒する1分39秒台に入れる好走でトップタイムをマーク。デンソー サード SC430 39号車が5番手、1号車が10番手でスーパーラップ進出を決めた。

 続いて午後2時30分から行われたスーパラップでも、38号車が快走を見せ、今季初のポールポジションを獲得。逆転でのタイトル獲得へ向け好スタートを切った。1号車は9番手、39号車が10番手のグリッドから決勝へと臨むこととなった。

 GT300クラスでは、TDPドライバーとして全日本F3を戦う大嶋和也、石浦宏明の2人が組み、タイトルを争う101号車が惜しくもスーパーラップ進出を逃し11番手スタートとなったものの、ウェッズスポーツセリカ19号車が5番手、DOUBLE HEAD apr MR-S 31号車が9番手グリッドを確保した。

◆決勝◆

 14日(日)午後2時に、曇り空の下で4.674kmを65周して競われる決勝レースのスタートが切られた。

 ポールポジションから好スタートを切った38号車は、序盤から速いペースでラップを重ね、2位以下を大きく引き離してレースをリード。中盤戦には、2位に6秒以上の差を付けての独走状態となった。しかし、30周目に直前を走行していた周回遅れのGT300クラス車両がスピンを喫したために接触、大きなダメージを車体に受け、痛恨のリタイアとなってしまった。

 一方、10番手グリッドからスタートし、序盤戦から速さを見せて次々と前走車をパス、ポジションを上げて行った39号車は3位まで躍進して、表彰台を獲得した。

 9番手スタートの1号車は、スタート直後の3周目に他車と接触し、スピン。一時は14位まで後退したが、果敢な追い上げを見せ、終盤戦では激しいバトルの末、6位に入った。また、2回ピット作戦を採ったForum Eng. SC430 6号車は11番手スタートから8位までポジションを上げてフィニッシュした。

 GT300クラスでは、最後までピットインを遅らせ、上位を争っていた31号車が44周目にスローダウン。レースを終えてしまう中、5番手スタートの19号車が4位でフィニッシュ。101号車は9位に終わったが、タイトル争いは最終戦富士に持ち越されることとなった。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
 序盤の好調さを不運なアクシデントによって結果に結びつけることが出来ず、悔しさが残るレース内容であった。実力が結果に結びつかずに苦戦が続くが、最終戦こそは勝利を挙げ、来年へと繋がるように頑張りたい。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社



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