2007スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmの決勝前フリー走行は、昨年優勝の#12カルソニックインパルZ(ブノワ・
トレルイエ/星野一樹/ジェレミー・デュフォワ組)がトップタイム。トレルイエが1分57秒979を記録し、
決勝に向けて好調な仕上がりを見せた。
GT300クラスは#43ARTAガライヤ(新田守男/高木真一組)がトップ。タイムは2分07秒951だった。
決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは昨日に続いて朝から蒸し暑い天候。ただし、上空には雲が多く漂っており、陽射しはそれほど強くない。

フリー走行は午前9時に開始。決勝に向けての最終調整を行う30分間のセッションだ。
開始早々から好タイムを記録したのは、予選で惜しくもSL進出を逃した#23ザナヴィZ。
本山哲が1分58秒888を出してトップに立つ。
レクサスSC勢も、#38ZENTが立川祐路のドライブで1分58秒667、#1宝山がアンドレ・
ロッテラーのドライブで1分58秒521と本山を上回るが、本山も58秒441にタイムアップ、
その直後にはトレルイエが1分58秒066でトップに。
続いて開始10分過ぎにはトレルイエがこのセッション唯一の57秒台に入れてみせた。
2番手には#1宝山SCのロッテラー、3番手に#23ザナヴィZがつけ、本山と同タイムで#8ARTA NSXが続く。
NSX勢ではこのARTAが最上位だ。
ポールシッターの#3イエローハットZは9位に終わったが、トップのカルソニックとは僅か1.021秒差であり、
決勝での接戦を予想させるに充分な結果となった。
GT300クラスは#43ガライヤの新田守男がいち早くトップタイムを記録。この週末を通して順調な仕上がりを見せている。
2番手には#62ウィルコムヴィーマック。ポールシッターの#2紫電はセッション終盤に加藤寛規がタイムを縮めて3番手につけた。
第6戦決勝は今日午後1時スタート。173周の長く熱い戦いだ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA