全日本スポーツカー耐久選手権第4戦、「ジャパン・ルマン・チャレンジin岡山」のグリッド予選は、 #16無限クラージュLC70(黒澤治樹/中野信治組)が1分22秒135でポールポジションを獲得した。
午後3時35分、JLMC最後のグリッド予選が開始された。
今回もエントリー台数10台ということで、クラスごとの専有走行はせず、各クラス混走の20分間のセッションとなった。
予選開始と同時に、#15KK-LMを先頭に各車一斉にコースイン。
午前中は走行しなかったGT1の#7ポルシェ996GT3も今回は走行に加わった。
ここで細かい雨が降り始めたが、コースコンディションへの影響は殆ど見られなかった。
ただしLMP1の2台は集団から少し間隔をとり、開始から3分45秒でまず#16無限クラージュがコースインした。
アタックを担当するのは黒澤治樹だ。
アウトラップを含めて2周のウォームアップの後、黒澤の叩き出したタイムは1分22秒135。
その後2周を流してピットイン。無限クラージュはここで早々と走行を切り上げた。
#22ダンロップザイテックは開始から11分が経過したところで漸くコースイン。野田英樹がステアリングを握った。
ところがアウトラップのヘアピンでいきなりスピン。
後続が通過するのを待って走行を再開した野田は、1周のウォームアップの後、アタックに入り、1周目1分22秒888、
2周目1分22秒540と徐々にペースを上げ、3周目のセクター1で区間ベストをたたき出したが、ダブルヘアピンの1個目で姿勢を乱し、
この周のアタックを諦めた。
LMP2クラスは、ポイントリーダーの#18エイムスポーツGC-21が富澤勝のドライブで1分28秒610でトップ。 2位の#15KK-LMに2秒半もの大差をつけた。
LMGT1トップは#21フェラーリ550の飯田章。タイムは1分32秒811だったが、 これをLMGT2の高木真一の駆る#27フェラーリ430が上回り、1分32秒362で総合5位につけた。
第4戦決勝は明日午前11時より、271周で戦われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI