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全日本GT選手権シリーズ(JGTC)第2戦 ALL JAPAN FUJI GT RACE 公式予選 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■開催月日:2002年5月3日(金) ■開催場所:富士スピードウェイ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■#22ザナヴィ ニスモGT-R、14番手 #23カストロール ピットワークGT-R、16番手 <公式予選1回目 10:50~11:58 Fine / Dry> 3日(金)午前10:50からの公式予選1回目は、鮮やかに晴れ上がった快晴のもと、 18台のGT500、26台のGT300、あわせて44台が出走。話題のニューカマー、メルセ デス・ベンツCLKはサーキットに姿を現したものの、1回目のセッションは不出走 であった。 ニスモからは本山哲、ミハエル・クルム組の#22「ザナヴィニスモGT-R」、影山正 美、エリック・コマス組の#23「カストロール ピットワークGT-R」の2台が予選を 走行した。 ストレートの長い富士スピードウェイは高速コースとして知られている。2台のニ スモGT-Rは、このコースにあわせレスドラッグ、ローダウンフォース仕様で臨む。 リアホイールにフラットディスクのホイールカバーを装着し、空力性能の向上を 図っている。また、エアリストリクターは小径で、車重の軽い組み合わせをセレ クト。タイヤは、#23がソフトコンパウンド、#22はややハードなタイプとなって いる。 予選では、#22はミハエル・クルムがタイムアタックを担当。計測2周目に1’25” 343のベストタイムを記録した。GT300の占有時間を挟んで混走時間帯には、まず 本山がクォリファイを受け、その後クルムに交代してセットアップに時間を使っ た。#23は、GT500占有時間に影山正美がコースイン。計測2周目に1’25”526のベ ストタイムを出した。影山はそのまま計8周走行し、ピットイン。混走時間はコマ スがドライブし、サスペンションやリアのダウンフォースを調整しながら、再タ イムアタックのためのセットアップを実施した。しかし予選終盤、コマスがピッ トアウトしてコースに戻る際、第1コーナーでGT300車両に接触。左フロントサス ペンションを壊してそのままピットインし、予選を終えることとなった。 <公式予選2回目 15:00~16:00 Fine / Dry> 約3時間のインターバルを経て15:00から予選2回目が行なわれた。 1回目のセッションでフロントサスペンションを損傷した#23カストロールピット ワークGT-Rは、このインターバルの間に修復され、ピットガレージで出走の出番 を待った。 GT300との混走から始まった予選セッション、#23は様子を見るために出走せず。 アライメント調整を行なって万全を期すこととなった。GT500の占有時間に、今回 のタイムアタッカーとなった影山正美がステアリングを握りコースイン。確認走 行の後タイムアタック用のニュータイヤに換装した。影山は計測3周目に1’26” 046までタイムを詰めたものの、午前のベストタイム更新はならず16位となった。 #22ザナヴィ ニスモGT-Rは、インターバルに午前の仕様から大きくセッティング を変更、タイムアップを狙った。混走タイムにミハエル・クルムがセッティング を確認し、クリアラップの取れる占有時間での再タイムアタックに備えた。占有 時間は気温上昇が一段落し、タイムアップに適した条件と思われたが、終盤ニュ ータイヤを装着してアタック走行に臨むもタイムアップは果たせず、14番手で公 式予選を終えた。 ■ミハエル・クルム 「0.2秒のタイムアップと10位以内へのポジションアップを目指し、リスクをおか してセッティングを大きく変えたが、結果的に狙いをはずしてしまいました。で も、決勝レース用のセッティングは良いところを見つけられたので、レースを楽 しみにしています。距離が長いので面白いレースが見せられると思います」 ■影山正美 「久々にタイムアタックのチャンスをもらったので、なんとか良いタイムを出し たかったのですが、午後のセッションは路面が悪く、僕らのセッティングが確認 できなかったので、タイムアップにつながりませんでした。 やっぱりタイムアタックは刺激があって良いですね。今回のための富士のテスト では十分に乗れていなかったので、今度は入念にテストしてタイムアタックに臨 みたいです。TIでは良いところを見せられなかったので、明日の決勝ではいつも の強いニスモの本領を発揮し、上位入賞したいです」 ■ニスモチーム 小河原監督 「チャレンジングでしたが、実は2台とも朝のセッティングから大きく変えてタイ ムアタックしてみました。しかし、路面とあわなかったですね。明日は、長いレ ースなので、淡々と、しかもミスなく走り、終わってみればきっちりと上位にい るというニスモらしいレース展開をお見せします」 (予選結果は省略させていただきました) 上記の詳細情報は「NISMO official web site」をご覧下さい。 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/contents.html