全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第7戦 「JAPAN GT in KYUSHU 300km」 決勝 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■開催月日:2003年10月26日 ■開催場所:オートポリス(大分県) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■#23「ザナヴィ ニスモGT-R」5位完走で チャンピオン決戦は最終戦鈴鹿へ! JGTC第7戦「JAPAN GT in KYUSHU 300km」の決勝レースは、10月26日午後1時55 分にローリングラップがスタート。同59分に37台のGTマシンが一斉にスロットルを 全開し、65周のバトルが始まった。 GT500の隊列はきれいに第1コーナーに消えていったが、まもなく影山正美のドライ ブする#22モチュールピットワークに#1スープラが後ろから追突。影山はスピンし てしまい、3位から大きく後退してしまう。しかし、一時12位にポジションを落と した影山は、4周目に#37スープラをパス。 24周目には#36スープラを抜いて8位にまでポジションアップした。そして30周目に は暫定3位でピットイン。11位でレースに戻ったライアンは44周目に7位に浮上、終 盤は7位で周回した。62周目に僚友の#23GT-Rをパスして6位に、63周目には#12GT-R を抜いて5位となったが、最終周にこの2台が先行して7位でレースをフィニッシュ した。 今回活躍が光ったのは#12カルソニックスカイラインだ。9番グリッドからレースを スタートし、3周目には6位となると13周目には#38スープラを抜いて4位に。その後 もさらに攻め続け、30周目には2位に、33周目には1位となった。このまま9ラップ にわたってレースをリード。41周目にピットインし、7位でレース隊列に戻った井 出も激しくプッシュを繰り返し、45周目には4位となった。終盤になってペースダ ウン。タイヤのグリップを失った井出は、62周に#38スープラに先行され、最終的 には6位でレースを終えた。フィニッシュ後、レース中のアクシデントについて60 秒加算され11位となった。 チャンピオンシップポイント2位でこの第7戦に臨んだ#23ザナヴィ ニスモGT-Rは、 本山哲がスタート。8位スタートから4周目には5位となった。 その後6位で周回、最後はGT-R勢が5、6、7位に連なる形となり、チャンピオン獲得 の可能性を残している#23がこの3台の先頭車となって65周目のチェッカーフラッグ を受けた。ポイント争いをしている#1スープラが4位となったため、#23の本山/ク ルム組はドライバーズポイントで6ポイント差の2位。チームポイントでは、#1チー ムに14ポイント差の1位を守ったまま最終戦に向かうことになる。 ■決勝結果 Pos. Car Name No. Driver Laps 1 デンソーサードスープラGT #1 ドミニク・シュワガー / 織戸 学 1:58'12"051 2 Mobil 1 NSX #64 松田次生 / アンドレ・ロッテラー -13"770 3 auセルモスープラ #38 竹内浩典 / 立川祐路 -20"472 4 エッソウルトラフロー スープラ #1 脇阪寿一 / 飯田 章 -21"082 5 ザナヴィ ニスモ GT-R #23 本山 哲 / ミハエル・クルム -31"232 6 モチュールピットワーク GT-R #22 影山正美 / リチャード・ライアン -33"571 7 プロジェクトμエスペリアスープラ #35 服部尚貴 / 脇阪薫一 -1'04"981 8 WOODONE トムススープラ #36 土屋武士 / エリック・コマス -1'06"668 9 RAYBRIG NSX #100 加藤寛規 / 光貞秀俊 -1'13"643 10 G'ZOX-NSX #100 伊藤大輔 / トム・コロネル -1'13"643 11 カルソニックスカイライン #12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 -1'33"493 ◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。