スーパー耐久シリーズ2004 第4戦 「MINE 500kmレース」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■月日:2004年6月26-27日 ■場所:MINEサーキット ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■モバイルキャスト アドバンZ 3連勝を飾る!! スーパー耐久シリーズ第4戦は6月26~27日、山口県のMINEサーキットで開催され、 クラス3で、星野一樹/井出有治組のモバイルキャスト アドバンZがクラス3連勝を 遂げた。 【公式予選】 クラス3(排気量2001~3500cc、2WD)には10台の車両が参加、日産勢では、開幕戦3 位の#19 TC-KOBE・MAX・Z33、開幕戦で優勝した#23 C-WEST ORCアドバンZ、2連 勝中の#245 モバイルキャストアドバンZと計3台のフェアレディZが参加した。 予選日の26日は、あいにくの梅雨空。決勝グリッドを決める「グリッド予選」は13 時30分から行われた。朝の雨は上がったもののコースはセミウェット状態。セッショ ン終盤スリックタイヤでアタックした#245 Zの星野はクラス3位。#23 Zの尾本と#19 Zの輿水は、ドライコンディションでアタックするタイミングを逸し、#19 Zは8位、 #23 Zは9位にとどまった。 【決勝】 27日は朝のうち雨が残っていたが、決勝レースの前には上がった。 スタート直後の混乱で、2周目に#83NSXがトップに立ち、#14RX-7、#245Zの3台が一 団となって周回していく。45周目にクラストップを走行していた#14RX-7がコース アウト。#83NSXがトップ、#245Zが2位となった。#83NSXとの差をキープしながら様 子をうかがっていた星野だが、60周を過ぎると徐々にギャップを切り取っていき、 25秒近くあった差はわずか10周で10秒まで縮まった。そして#83NSXは71周でピット インし、#245Zがクラストップに躍り出ることになった。 浅溝タイヤでスタートした#19Zは、クラス3位までポジションを上げたが、車両に マイナートラブルもあり#79NSXに抜かれ4位となった。 その後、#79NSXと表彰台をめぐって目の離せない攻防が続いたが、143周目、#19Z はクラッシュを喫しストップ、ノーポイントに終わった。 23Zは尾本がクラス6位走行中の中盤、最終コーナーでクラス4の車両と接触してピッ トイン。山田に交代後カウルの修復を命じるオレンジディスク旗を掲出され2回目 のピット作業を行ったが、何とか最後まで走りぬき、クラス6位でチェッカーを受 けた。 クラストップを走る#245Zの井出は、#83NSXとの距離を徐々に引き離していったが、 105~109周目に導入されたSCランで貯金を一気に吐き出すことになった。しかし、 SCが解除されると20数秒差のリードはすぐに開いて再び独走状態となり、余裕の走 行で3連勝。 ポイント的にも大きなリードを保って、シリーズ最大の山場となる十勝24時間(8 月7~8日)を迎えることになった。 ■RACE RESULTS-Class 3 Pos(Overall)--Machine--Lap--Driver 1(5) #245 モバイルキャスト アドバン Z 148 星野一樹/井出有治 2(6) #83 bp ADVAN NSX 147 古橋 譲/玉本秀幸/小林正吾 3(12) #79 TAITEC ADVAN NSX 145 酒井美晃/細川慎弥 4(13) #7 MAKERS hart RX-7 144 山崎 学/加藤正将/白井 剛 5(14) #14 エンドレスアドバンRX-7 144 杉林健一/山口英光/入口秀輝 6(23) #23 C-WEST ORC アドバン Z 138 尾本直史/山田英二 R #19 TC-KOBE・MAX・Z33 142 輿水敏明/牧田克哉 ◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。