全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第1戦 「GT CHAMPIONSHIP in TI」 公式予選 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■開催月日:2004年4月3日 ■開催場所:TIサーキット英田(岡山県) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■#22「モチュールピックワークZ」がポールポジション獲得 !! #1「ザナヴィニスモZ」が2番手で、NISMOの2台がフロントロウを独占 いよいよ待ちに待った2004年JGTCシーズンが開幕した。舞台は昨年の開幕戦と同様、 岡山県のTIサーキット英田だ。付近の山々に桜が咲き乱れる中、4月3日午前10時か ら公式予選がスタートした。天候は晴れで気温は13℃と、さわやかなレース日和に 恵まれた。 事前の合同テストなどで既に「Z速し」の評判が立っていたが、予選が始まってす ぐにそれが単なる評判だけでなかったことが証明された。 チャンピオンナンバー「1」をつけた「ザナヴィニスモZ」は本山哲とリチャード ・ライアンが新しいコンビとなり、カーナンバー22の「モチュールピットワークZ」 は、ミハエル・クルムと影山正美が組む。 まずは昨日の練習走行でコンスタントに好タイムを出していたミハエル・クルムが 早速コースイン。コースレコードを更新する1分22秒920のタイムを記録した。 その後、GT500の占有時間終了間際になって、1分22秒404のベストタイムを出した。 そして、このタイムがこのセッションのベストタイムとなり、リザルトモニターの トップに「Z」の名を表示することとなった。 一方、本山哲が乗り込んだ#1は午前はタイヤ1セットのみを使う計画のため、最初 の10分間はピットガレージの中で他車のタイムを見守っていた。路面の温度が上がっ てきたところで本山哲がコースイン。4周目に1分22秒676を出し、2番手のポジショ ンを獲得した。 午後3時から行われた予選2回目は、気温こそ大きく変わらないものの雲がサーキッ ト上空を厚く覆う花曇りの中で行われた。 #22はフレッシュタイヤを使い切っており、ロングランも済ませていることもあっ てGT300との混走時間は走行しなかった。#1も最後のGT500占有時間に集中するため、 同様に走行を控えた。GT500の占有時間は、残したフレッシュタイヤで多くの車両 が次々にタイムアタック。しかし、1回目の予選で出したNISMOの2台のタイムを塗 り替えることはできず2台のフロントロウ独占が確定した。 本年よりNISMOのチーム監督となった出川洋は「ニューカーで、しかもデビュー戦 でポールポジションを取れて、とりあえずホッとしています。 明日は朝のうち雨という予報です。ひょっとするとウェットレースになるかもしれ ませんが、その場合もレース展開は面白くなりそうですね。」 82周の決勝レースは、4月4日の午後2時にスタートの予定。 ■公式予選結果 Pos. Car Name No. Driver Laps 1 モチュールピットワークZ #22 影山正美 / ミハエル・クルム 1'22"404 2 ザナヴィ ニスモ Z #1 本山哲 / リチャード・ライアン 1'22"609 3 auセルモスープラ #38 立川祐路 / 荒聖治 1'22"705 4 WOODONE トムス スープラ #36 土屋武士 / マルコ・アピチュラ 1'22"815 5 カルソニック IMPUL Z #12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 1'22"968 6 エッソウルトラフロー スープラ #6 脇阪寿一 / 飯田章 1'23"060 7 デンソーサードスープラGT #39 ジェレミー・デュフォア / アンドレ・クート 1'23"205 8 G’ZOX・SSR・ハセミZ #3 金石年弘 / エリック・コマス 1'23"262 9 DYNACITY トムス スープラ #37 ジェームス・コートニー / 片岡龍也 1'23"650 10 イエローハット スープラ #35 服部尚貴 / 脇阪薫一 1'23"675 ◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。