ブノワ・トレルイエ(優勝)
今日はできるだけペースをコントロールすることと、後続とのギャップをキープすることを考えて走りました。その上で、
できるだけタイヤをセーブするよう心がけていました。
昨日とは全くコンディションが違ってしまったので、ウォームアップぎりぎりまでセッティングをいじってました。
その結果、最初の10周はオーバーステアが出てしまいましたが、15周を過ぎるとおさまりました。
ツギオやJPを後ろに従えて走っていたので、楽には勝てないと思ってましたが、うまくギャップをコントロールすることができました。
松田次生(2位)
正直いってブノワに追いつきたかったんですが、5、6周走ったところでリヤが厳しくなってきて、その間にJPが追いついてきました。
結局ミスで飛び出してしまい、前に行かれてしまいましたが、ピットストップのときにインラップとアウトラップを頑張って、
なんとかJPを押さえ込むことができました。
ここにきてもブノワとの差が縮まっていないのが気になっていますが、エンジニアともよく話し合ってクルマを仕上げていきます。
ですから次に期待しててください。
*ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(3位)
スタートはよかったんですが、ライン取りを間違えてインにつけなくなってしまい、順位を下げてしまいました。
クルマはすごくよかったので、マツダを追いかけていって、ピットストップの前に抜くことができました。
でも、ピットストップのタイミングが遅かったためにまた前に出してしまったので、2スティント目も思い切りプッシュしましたが、
残り5周と言うところでクラッチに問題が出てしまい、ペースを落とさざるを得ませんでした。
星野一義(優勝チーム監督)
1-2フィニッシュということで喜んでいます。
松田については、スタッフを入れ替えたことでイライラさせてしまい、申し訳なかったです。クルマも、セクター1、
2はどうにか勝負できても完璧じゃありませんでした。
ブノワも完璧ではない中で後ろとの差をうまくコントロールしてくれました。ちょっとブノワらしくないくらいに。
松田もブレーキがきつかったようで、この結果に満足せず、
これからもドライバーの負担を少なくできるようにミーティングを重ねてクルマを仕上げていきます。
*オリベイラについては、記者会見終了後にスキッドブロックの寸法不足が発覚したため、失格となった。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI