全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第6戦 「MOTEGI GT CHAMPION RACE」 公式予選 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■開催月日:2003年9月13日 ■開催場所:ツインリンクもてぎ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■#22「モチュールピットワークGT-R」、フロントローを獲得! 予選1回目から変わらず、#12は6位、#23は7位 公式予選の行われた13日(土)のツインリンクもてぎは、曇り空。前日までの猛烈な 残暑と、本州西側を北方に抜けた台風の影響もあり、湿度が高く気温は29℃と真夏 並みであった。 予選1回目、#22「モチュールピットワークGT-R」のアタッカーは、リチャード ・ライアン。#23とタイミングをずらしてコースインしていった。こちらのハンデ ィウェイトは50kg。ライアンは占有時間が終了する間際に1分47秒292のベストタイ ムを出して、リーダーボードの2番手につけた。 #12カルソニックスカイラインは、占有時間にブノワ・トレルイエがタイムアタッ ク。ベストタイムは1分47秒520で予選1回目の6位につけた。 #23GT-Rは7位。なお、予選1位となったのは#36スープラで、#22とのタイム差はわ ずかに0.015秒であった。 公式予選2回目は、午後2時40分から開始した。気温は34℃、路面温度は60℃にまで 上昇した。湿度も70%と今年のJGTCレースで一番の酷暑となった。当然、クルマや タイヤに対する影響も大きく、各車ともタイムアップは難しい状況であった。 #22「モチュールピットワークGT-R」は、GT300との混走枠を影山正美がロングラン。 決勝レースも同様に暑いことが予想されるため、タイヤの磨耗具合を確認しておく 必要がある。この日最後のタイムアタックショーは、20分のインターバルをおいた 午後3時20分頃からスタート。 温存していたフレッシュタイヤを装着し、リチャード・ライアンがアタックランを 開始した。ライアンは、渾身の力で1分47秒870を出すが、タイムアップはならず。 しかし、他チームも同様にタイム更新ができず、この時点で#22の2位フロントロー は確定した。 一方の#23「ザナヴィ ニスモGT-R」は、タイムアタックは行わずひたすら走りこん でセットアップを進めていった。順位の変動はなく、こちらも予選7位が確定した。 #12「カルソニックスカイライン」も6位で公式予選を終えることとなった。 予選総合トップは#36スープラ。ミシュランタイヤを装着するこのクルマは暑けれ ば有利という見方がある。ポイント争いで本山/クルム組に迫っている#1スープラ は、5番手にいる。前日の練習走行では、NSX勢が速さを見せていた。ライバル勢も 明日のレースの戦い方を練ってくるに違いないが、総合力を誇るNISMOが決勝レー スでも注目の的になることは疑いない。 ■公式予選結果 Pos. Car Name No. Driver Laps 1 WOODONE トムススープラ #36 土屋武士 / エリック・コマス 1'47.277 2 モチュールピットワーク GT-R #22 影山正美 / リチャード・ライアン1'47.292 3 G'ZOX-NSX #16 伊藤大輔 / トム・コロネル 1'47.392 4 auセルモスープラ #38 竹内浩典 / 立川祐路 1'47.478 5 エッソウルトラフロー スープラ #35 脇阪寿一 / 飯田 章 1'47.490 6 カルソニックスカイライン #12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 1'47.520 7 ザナヴィ ニスモ GT-R #23 本山 哲 / ミハエル・クルム 1'47.584 8 Mobil 1 NSX #64 松田次生 / アンドレ・ロッテラー 1'47.792 9 ZENT トムススープラ #1 黒澤琢弥 / マルコ・アピチェラ 1'47.822 10 デンソーサードスープラGT #39 ドミニク・シュワガー / 織戸 学 1'47"923 ◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。