
開幕戦で入賞した柴田、高崎、武藤。(Photo:FDO)
柴田裕紀、まず1勝目。2002年度FDは激戦の予感。
曇天ながら気温18℃/路面温度21℃と上々のコンディションの中、午後1時ちょう
どに第1戦 リゲイン アワードレースがスタート、11周に渡って熱戦が繰り広げられ
た。
開幕前のテストで、常に好タイムをマークしていた柴田裕紀がポールポジションか
ら好ダッシュ、以後もハイペースで独走して見事なポール・ツー・ウィンを飾った。
2番手争いは、予選2、3番手の武藤英紀と高崎保浩の間で繰り広げられた。武藤のミ
スに乗じて高崎が2位に進出、その後接近戦を繰り広げた2人だが、順位は最後まで変
わることなく、チェッカーが振り下ろされた。
激しい2位争いの後方でも、格闘が展開した。中でも光っていたのが6番手スタート
の阿部翼。スタートこそグリッド順だったが3周目の130Rでインから岡本章平を下
し、さらに猛チャージを掛けて7周目にはやはり130Rでインから大瀧賢治を抜き去っ
て4位に入賞、柴田とともに2分06秒台の自己ベストタイムをマークして気を吐いてい
た。7番手以降でも予選10位の平出英敏がグリッド10番手から8位へ進出したのを軸に
好バトルが相次いだ。今回のレースでは全車が大きな問題を起こすことなく、首位の
柴田から13位の平野亮二までの差わずか36秒236で完走した。2002FDでは、例年以上
の熱戦が期待できそうだ。
Report : FDO
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