
初めての鈴鹿で優勝した武藤英紀 (Photo:FDO)
武藤英紀、雨の鈴鹿を制す。ポールポジションの柴田はリタイア。
シリーズ第2戦、昭和シェル石油 アワードレースは、前夜から降り始めた雨の下で
行われた。鈴鹿では、2000年シリーズ第5戦のウォームアップ以来約2年ぶり、参加選
手にとっては初めてのウェットコンディション走行である。
ポールポジションから柴田裕紀が好ダッシュ。これに武藤英紀、高崎保浩、山崎信
介、大瀧賢治らが続く。後方集団では阿部翼がスタート直後に雨に足をすくわれコー
スアウトするハプニングもあったが、残る12台は、ほぼ順調に1コーナーを立ち上
がっていった。
デグナーカーブのアプローチで3番手につけた高崎が姿勢を崩しコースオフ、その後2
周目の2コーナーでは首位を走る柴田がオーバーランでそれぞれ順位を落とし、レー
スは首位の武藤と2位の大瀧が引っ張る形で進んだ。
武藤と大瀧は、ベストラップを書き換えながら一進一退の接近戦を続けた。しかし
武藤の背後に迫った大瀧は10周目のデグナーでオーバーランして遅れたため、武藤は
残りのレースを危なげなくまとめ、チェッカー旗を受けた。レース後半の軸となった
のは、山崎と岡本章平の間で繰り広げられた3位争いだった。2台は最終ラップまで激
しく争ったが、何とか逃げ切った山崎が、初めての表彰台に上がることとなった。
Report : FDO
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