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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第5戦冨士レース12決勝 梅垣清、タイトルを引き寄せるポールtoウィン!

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権第5戦レース12の決勝が、9月27日、富士スピードウェイで行われ、梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)が、ポールポジションから逃げ切って、今大会2連勝。タイトル争いでも大きくリードすることになった。

 マスタークラスも、アキタ(ACR FRegional)がクラスポールから優勝を果たした。
 すっかり夕暮れの雰囲気のなか、午後5時にレースがスタート。

 梅垣、鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)、卜部和久(B-MAX RACING F111)と、トップ3はグリッド順で1〜2コーナーをクリア。卜部は鈴木のアウトから仕掛けるが前に出ることは叶わなかった。
 オープニングラップのヘアピンで、大宮賢人(PONOS RACING F111/3)が、三浦愛 (AIWIN)を抜き4位へ。以降、7周目まで上位のオーダーは変わらず、レースは進んだ。

 8周目の14コーナー。4位で卜部を追っていた大宮の姿勢が崩れたかと思った途端、右リアタイヤが外れ、大宮はランオフエリアにストップ。これで卜部は単独3位となった。

 レース折り返し以降、トップ梅垣を追い詰めていた鈴木だったが、11周目の100Rで痛恨のスピン。幸いコースを外れることはなく、すぐに復帰したが、10秒余りをロス。順位も卜部の後ろ、3位に落ちてしまった。
 それでも、残り4周、ペースの良かった鈴木はそこから2位を取り戻すべく攻め続け、卜部との差を確実に縮めていった。そして、14周目、卜部の背後に迫った鈴木は、盛んに仕掛けようとするが、卜部も巧みに抑え、最後は鈴木が横に出て並走するも僅かに届かず。0.06秒差で卜部が2位の座を死守した。

 独走で優勝した梅垣は、今大会連勝を果たし、タイトル争いでも鈴木に23.5ポイント差とつけ、かなり有利な状況で、残る最終戦、鈴鹿の3レースに臨むことになった。

 マスタークラスは、クラスポールのアキタが独走。2位赤松昌一朗(SHOEI-GIGS Ride-Eagle)が若手とバトルを繰り広げる間に、徐々に引き離して、クラス初優勝を飾った。

 次戦、第6戦(レース13、14、15)は、11月22〜23日、スーパーフォーミュラ最終大会のサポートレースとして、鈴鹿サーキットで行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

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