スーパー耐久シリーズ2003 第5戦 「第10回 十勝24時間レース 」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■開催月日:2003年7月19-21日 ■開催場所:十勝インターナショナルスピードウェイ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇ FUJITSUBO IMPREZA クラス4位でポイントリーダーを堅守 第10回十勝24時間レースは7月20~21日に帯広市郊外の十勝スピードウェ イで開催され、34台の車両が参戦。 FUJITSUBO IMPREZAはクラス4位/総合24位で完走を果たし15 点を加算してポイントリーダーを守った。 インプレッサはFUJITSUBO IMPREZAの1台だけ参加で、avex ・IMPREZAの村山智之と松田晃司が、清水和夫と吉田寿博とともにステアリ ングを握る。今年の十勝24時間レースは、通常のフルコースではなく3.4km のショートコースを使用。また予選は行われず、S耐第4戦までのシリーズ獲得ポ イント順により決勝グリッドが決められ、FUJITSUBO IMPREZA は総合4番グリッドを得た。 20日は晴れときどき曇りの天気で、スタート時も19℃と肌寒い。 それでも3万2300人の熱心なファンや家族連れが駆けつけた。 15時、24時間レースのスタートがきられた。序盤から吉田はマシンを労るよう な走行を続けるが、ライバルのランサー勢はもっとペースが遅く、後続との差は広 がる一方。さらに燃費でもインプレッサがランサーをしのいで、徐々に独走状態と なっていった。 吉田2度目のドライブとなった直後の21時過ぎに、左フロントに違和感を訴えて ピットイン。ハブトラブルのためにパーツ交換などで15分間要し、クラストップ から陥落する。さらに0時半ごろ、ブースト不足でチームは45分をかけてタービ ン交換を敢行した。これでクラス最後尾となる6位にまでドロップダウンしたイン プレッサだったが、徐々にポジションを回復していった。 朝がすっかり明け、村山は最初のドライブを無事完了。そして代わった吉田がポジ ションをクラス3位まで引き上げ、あと10周ほどでピット作業というとき、左フ ロントホイールが脱落したインプレッサが3輪走行のまま緊急ピットイン。再びの ハブトラブルで4位へ落ち、上位進出は難しくなってしまった。 11時30分、3位を争っているインプレッサに清水が乗り込み、2秒近く速いペー スで#3ランサーをかわして3位浮上。しかし、レースも残り1時間という14時 に緊急ピットイン。車両をガレージに入れて左リヤのドライブシャフト交換の作業 が始まった。 メカニックの迅速な作業で10分でピットアウトしたが、すでに#3ランサーは7 周先を周回中。しかし清水は、最後まで諦めることなくインプレッサをドライブさ せ、15時に24時間レースのチェッカーを受けてゴール。完走を果たし4位に入っ たことでシリーズランキングトップを守った。 ■Race Results(クラス2) Pos. No. Driver Car Name Laps Diff 1. #20 小川日出生/小林且雄/伊藤勝一/高橋則行 RSオガワADVANランサー 879 2. #11 中谷明彦/木下隆之/瀬在仁志/中村 啓 ジアラーランサーEVO VIII 859 20Laps 3. #3 村田信博/サトウカイチ/小暮吉則 エンドレスアドバン座間三菱エボ 850 29Laps 4. #2 吉田寿博/清水和夫/村山智之/松田晃司 FUJITSUBO IMPREZA 844 35Laps 5. #70 三上和美/藤澤哲也/福田川優/高橋浩司 リニューカーTCPROアドバン 835 44Laps ◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。 [スバルモータースポーツマガジン]