岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われている、2025オートバックス スーパーGT公式テスト最後の走行、セッション4が3月16日午後に行われ、GT500クラスは100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)がトップタイムを記録。二日目総合でも100号車がトップとなった。
セッション4は午後1時45分からのスタート練習に続いて午後2時より開始された。終了予定は3時50分だ。天候は小雨。路面はウェットでスタートしたが、セッションが進むにつれて次第にコンディションは回復していった。
まずは1号車au TOM'S GR Supra(坪井翔)が8周目に1分31秒372でトップに立ち、17周目に1分31秒028、20周目に1分30秒849と着実にタイムを縮めていく。2番手は38号車KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明)で1分30秒944(20周目)だ。
間も無く40分が経過しようというところでGT300車両がヘアピンでスピン。グラベルに捕まったためにこのセッションで最初の赤旗中断となる。
午後2時39分にセッションが再開されると、37号車Deloitte TOM'S GR Supra (笹原右京)が24周目に1分30秒235でトップに。
笹原は31周目に1分29秒713までタイムアップ。39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛)も31周目に1分29秒815で2番手に上がってきた。
これに対し、38号車の石浦は28周目に1分30秒002を記録して3番手につけると、30周目に1分29秒867、34周目に1分29秒790と着実にタイムを縮めて35周目に1分29秒305でトップに浮上した。
すると残り30分を切ったところで2回目の赤旗。GT300車両がパイパーコーナーでスピンした模様。走行は午後3時25分に再開された。
すると100号車の牧野が37周目に1分29秒502で3番手に食い込み、39周目には1分29秒111でトップに躍り出た。
その後も牧野は43周目に1'28.768にタイムを縮め、残り3分を切ったところでピットイン。
この結果、セッション4そして二日目総合のトップタイムは100号車が獲得。2番手には38号車、3番手は37号車という結果に。
ニッサン勢ではセッション4で1分29秒456を記録した24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z(松田次生/名取鉄平)がセッション4でも総合でも最上位の4番手という結果となった。
次回の公式テストは3月29、30の両日に静岡県小山町の富士スピードウェイで行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO