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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第11戦、第12戦オートポリス公式予選 CHAMPクラスは鈴木斗輝哉と森山冬星がPPを分け合い、INDPクラスはKENTAROがダブルPPを獲得

チャンピオンクラス第11戦ポールポジション、第12戦予選7位は鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)

チャンピオンクラス第11戦予選2位、第12戦ポールポジションは森山冬星(JMS RACING with B-MAX)

インディペンデントクラス第11戦、第12戦ともポールポジションはKENTARO(Baum Beauty Clinic)

 10月17日、FIA-F4選手権第11、12戦の予選が、オートポリスで行われ、チャンピオンクラスは、第11戦は鈴木斗輝哉(TGR-DC RS F4)が、第12戦は森山冬星(JMS RACING with B-MAX)がポールポジションンを獲得した。

 インディペンデントクラスは、KENTARO(Baum Beauty Clinic)が、両レースともポールポジションを獲得した。

 いよいよシリーズも残すところ2大会4戦となった。気になるタイトル争いだが、チャンピオンクラスのトップ3は、佐藤樹184.5p、鈴木斗輝哉152p、白崎稜100.5pとなっており、実質、佐藤と鈴木の二人に絞られたと言ってもいいだろう。

 インディペンデントクラスは、DRAGON163.5p、KENTARO150.5p、今田信宏147pと、こちらは三つ巴の戦いとなっている。

 朝から、夏の陽気となったオートポリス。今大会は、両クラスが予選、決勝ともに、混走ではなく独立して行われるため、レースウィークの金曜日に予選が行われた。

■チャンピオンクラス

 路面温度が40度超えとなり、多くのチームが、1周のウォームアップの後に2周アタックという作戦を取った。

 トップタイムをマークしたのはランキング2位の鈴木斗輝哉。計測2周目に1分53秒535をマーク。しかし、鈴木は 3周目にタイムを出せず、セカンドベストは7位に沈んだ。

 対照的に、2ラップとも上手くまとめたのが、森山冬星(JMS RACING with B-MAX)。ベストは鈴木に遅れること100分の1秒の2位、セカンドベストはトップで、今季初のポールポジションを手に入れた。

 ポイントリーダーの佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)は、森山には及ばなかったものの、両レースともに3番グリッドを得て、今大会も安定した速さを見せている。チームメイトの白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)も5位、2位と好調だ。

 第11戦予選結果(Top10):鈴木-森山-佐藤-武藤-白崎-百瀬-洞地-新原-梅垣-三浦

 第12戦予選結果(Top10):森山-白崎-佐藤-百瀬-武藤-洞地-鈴木-梅垣-新原-熊谷

チャンピオンクラス第11戦第12戦とも予選3位は佐藤樹(KageyamaチームスタイルMCS4)

チャンピオンクラス第11戦予選5位、第12戦予選3位は白崎稜(Kageyama YBS Verve MCS4)

■インディペンデントクラス

 DRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)、KENTARO(Baum Beauty Clinic)、今田信宏(JMS RACING with B-MAX)の三強の争いになると思われた予選だが、アタック前に赤旗が出て予選が中断したことが明暗を分けた。

 1周のウォークアップ後にアタックに入っていたDRAGONは、赤旗で完全に予定が狂ってしまい、ベストで6位、セカンドベストで7位と予想外の下位に沈んだ。

 ポールを奪ったのは、再開後、立て続けにベストタイムを出したKENTARO 。両レースでトップとなり、完璧な予選となった。特にベストタイムでは、2位の今田に0.4秒という大差をつける速さを見せた。

 その今田は、両レースで2番グリッドを得て、KENTAROとともにフロントローに並ぶことになった。タイトルを争う二人の後塵を拝したDRAGONは、決勝でどこまで巻き返すのか、タイトルの行方とともに気になるところだ。

 ベスト、セカンドベストともに3番手タイムをマークしたのは、今回がFIA-F4デビューとなる清水康弘(ART TASTE F4)。今季スーパーフォーミュラ・ライツに参戦している実力を発揮して好位置に付けた。

 第11戦予選結果(Top8):KENTARO-今田-清水-植田-ALEX-DRAGON-赤松-IKARI

 第12戦予選結果(Top8):KENTARO-今田-清水-植田-ALEX-赤松-DRAGON-中島

 第11戦の決勝は、明日土曜日の午前8時15分からインディペンデント、午後1時40分からチャンピオンクラスが、また、第12戦の決勝は、日曜日の午前8時15分からインディペンデント、午前9時15分からチャンピオンクラスの決勝が、すべて13周(または上限30分)で行われる。

インディペンデントクラス第11戦、第12戦とも予選2位は今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

インディペンデントクラス第11戦、第12戦とも予選3位は清水康弘(ART TASTE F4)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE

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