36号車au TOM'S GR Supra(TGR TEAM au TOM'S)
- 坪井翔
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「フォーメーションが1周追加になってタイヤを暖めることができたのがよかったです。他のBS勢が違うタイヤを履いてるのはわかっていたので、スタート直後はタイヤの問題で厳しいと思いました。意外と引き離してマージンをもって走ることができ、その後もリードを広げることができました。いつものパターンに入ったのかと思いましたが、100号車が徐々に追いついてきたので、今日はレースペースがないのかなと感じていました。トップを守って山下選手につなぐことはできましたが、後半長くなるので、ちょっとつらいんじゃないかなと思ってバトンタッチしました」
- 山下健太
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「坪井選手のインフォメーション受けて、前半スティント違う、どう振る舞うか分からないタイヤを履きました。結果的には低め安定という感じで最後まで走れました。グリップ的には厳しく、後ろから迫られ40周くらいそういう展開でした。3号車が速くて何回も仕掛けられそうになったんですが、速いところ遅いところを見極めて、押さえるところが見えました。FCY明けで向こうがスピンしてくれたのは助かりました。あのまま後ろにいたら行かれてかも知れません。その後、後ろに17号車が来て、速いときと遅いときがよく分かりませんでした。シケインであの距離から入ってくるとは予想してなかったんですが、相手が止まりきれずに抜き返せたので、いい見極めはできたのかと思います。チャンピオンを決めた後のレースを勝って終わりたかったので、よかったです」
- 伊藤大輔監督
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「ポールポジションを取ってのチャンピオンはうれしかったんですが、最終戦を勝利で終わりたいので気を緩めることなく挑みました。固めのタイヤを選んでいたのですが、そこを山下選手、坪井選手が腕でねじ伏せてくれました。山下選手のタイヤを選ぶときは、坪井選手のスティントを見ながらでしたが、同じタイヤでもメーカー間によってグリップの振る舞いが違うので、かなり迷いました。ピットのタイミングは争っているライバル勢と合わせるので、自分たちのペースを考えればもう少し伸ばすことも考えていましたが、勝ちたかったので、合わせてピットインしました。ドライバーに助けられた1日でした」