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第3戦もてぎ決勝 小出峻が今季8勝目、有終の美を飾る

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第3戦(延期分)の決勝が、12月1日、モビリティリゾートもてぎで行われた。今シーズンの締めくくりとなるレースは、チャンピオンの称号を得た小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が、ポール・トゥ・ウィンで今シーズンを締めくくった。

 マスタークラスは、DRAGON(TEAM DRAGON 324)が、三度(みたび)清水康弘(GNSY 324)をスタートでかわしてクラス優勝を飾った。

 昨日の第1戦では小出、今日の第2戦では小林と、今大会で三度フロントローに並ぶ二人の対決は、ここまで1勝1敗と五分。三度目の勝負となる第3戦は、お互いに引けない戦いだ。

 勝敗に大きく影響するスタートは、小出に軍配が上がり、小林、そして7番グリッドからニュータイヤでジャンプアップした古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)のオーダーで1周目を終えた。4位以下は、荒川麟(TEAM DRAGON 324)、中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)、そして最後尾から上がってきた野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が続き、ここまでがポイント圏内。

 4周目、荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)や菅波冬悟(JMS RACING TEAM)と競り合いながら8位を走行していたケイレン・フレデリック(Pilot ONE Racing with B-MAX)が、最終ビクトリーコーナーの立ち上がりで縁石に乗りスピン。ストレートのコースサイドで動けなくなってしまった。

 これでセーフティカー(SC)が入り、以降8周終了までSCランが続いた。

 リスタートが切られると、トップの小出は徐々に2位小林を引き離し、11周目までに2秒のマージンを築いて優勝を確実なものとした。

 3位以下も順位変動はなく、結局、小出、小林、古谷、荒川、中村、野中の順でフィニッシュを迎えた。

 チャンピオン獲得に華を添える8勝目のチェッカーを受けた小出は、ウィナーズサークルでクルマを降り何度もガッツポーズ。「第2戦はスタートでミスをしていたので、最終レースはチャンピオンのかかった昨日のレースと同じくらいプレッシャーがありました」とコメント。

 シーズンを終えてみれば、小出は18戦8勝。前回の鈴鹿大会以外は、各大会で勝利を挙げるという安定した戦績を残した。

 マスタークラスは、前2戦と同じく、1周目に前に出たDRAGONが、清水康弘(GNSY 324)を抑えるという展開で今大会3連勝。こちらもチャンピオンに相応しい締めくくりとなった。

Text: Shigeru KITAMICHI


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