スーパーFJ日本一決定戦は11月30日、鈴鹿サーキットでA組の公式予選を行い岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)がポールポジションを獲得した。
A組の公式予選は午後2時より20分間の予定で行われた。上空の雲は徐々にはけ、太陽の日差しが戻ってきたが、ストレートでフォローの強い風が吹き、体感温度は低い。27台がコースインしてタイムアタックが始まった。
開始早々、渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)がS字でコースアウト。グラベルでストップしたため、いきなり赤旗が提示された。
各車ピット出口に整列し、予選は午後2時10分より残り17分5秒で再開された。
再開後にタイムを上げてきたのが岡本大地(FTKレヴレーシングガレージ)。遅めにコースインし、2周目に2分14秒909でトップに立つ。2位には迫隆眞(ミスト制動屋Kデンタルオフィス)が15秒724で、3位には15秒761で加納康雅(イーグルスポーツ)が続く。4周目に岡本がタイムを14秒837まで縮めたところで、落合蓮音(ファーストガレージKK-SII)がⅠコーナーでコースアウトしたため、2度目の赤旗が提示された。
この時点で4位は田上蒼竜(Hobby base&ZAPSPEED ED)、5位宮園拓真(ABBEY RACING)、6位梅本幸汰(Rn-sports制動屋KK-S2)、7位箕浦稜己(MYST制動屋KK-SII)、8位永原蒼翔(ピットワークながはら/MYST)、9位杉田悠真(LAPS with REV RACING)、10位板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII)だ。
予選は2時25分より残り9分41秒で再開された。
残り3分を切ったところで、トップ岡本がさらにタイムを2分14秒837まで縮める。迫が14秒901、加納が15秒571とタイムを更新するも2位、3位のまま。酒井翔太(ファーストガレージKK-SII)が15秒776で一気に4位に浮上した。5位には宮園が、田上は6位まで落ちた。
予選終盤、6位の田上が2分15秒689で5位、さらに15秒217までタイムを縮め3位に浮上した。
予選は終了。ポールポジションは2位を0秒442ちぎった岡本。2位には迫が、3位には田上が、4位には加納が、5位には酒井が、6位には宮園が入った。
しかし、予選後、2位の迫は赤旗時の指示無視で3グリッド降格、3位の田上は走路外走行でベストタイム抹消とさらに黄旗中のコースアウトで3グリッド降格のペナルティーを科された。
ポールの岡本は変らないが、2位には加納が、3位には酒井が繰り上がった。以下、4位宮園、5位迫、6位三浦の順で明日のセミファイナルを迎えることとなった。
セミファイナルA組のレースは明日12月1日、午前8時より6周で行われ、上位25台が決勝に進出する。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Atsushi BESSHO