フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズチャンピオンシップ第6戦の公式予選が10月12日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選Q1では卜部和久(TGR-DC RS FR)、Q2では佐野雄城(TGR-DC RS FR)がポールポジションを獲得。TGR-DCがレース13、レース14共にフロントローを独占する結果となった。
Q1は午前8時10分より15分間で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。
各車ピットアウトから徐々にペースを上げていき、まずはミハエル・サウター(G FORCE F111/3)が4周目に1分39秒561をマーク。
ジェシー・レイシー(G FORCE F111/3)が1分39秒785、セバスチャン・マンソン(G FORCE F111/3)が1分40秒030で続く。
5周目には猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)も1分39秒667を記録するが、すぐにレイシーが1分39秒553で上回る。サウターは1分38秒917までタイムを上げてきた。
しかし6周目に入ると、佐野が1分38秒661を記録してトップに浮上。卜部も1分38秒835で2番手に続く。
佐野は7周目に1分38秒571、8周目には1分38秒472までタイムを縮めるが、卜部が8周目に佐野を上回る1分38秒414を叩き出し、トップに躍り出たところでチェッカーが提示され、Q1は終了した。
その結果、レース13は卜部がポールポジション、予選2位に佐野とTGR DC-RS勢がフロントローを独占。3位には今大会初参戦の岩澤優吾(DWFR01)が続いた。
Q2は午前8時35分にコースオープン。
走行開始から5周目にサウターが1分39秒090でトップに。2番手に卜部、佐野が3番手で続く。
6周目に入ると卜部が1分38秒362にタイムを縮めるが、サウターも1分38秒235で一歩も譲らない。藤原優汰(Rn-sports F111/3)が1分38秒929で3番手に上がってきた。
残り3分を切ったところで卜部が7周目に1分38秒120を記録するが、ここで佐野が1分37秒709と、一気に1分37秒台までタイムを縮めてトップに浮上してきた。
卜部も次の周で1分37秒899を記録したが、一歩及ばず。これによりレース14は佐野がポールポジションを獲得、卜部が予選2位という結果となり、ここでもTGR DC-RSがフロントローを独占した。
そしてポイントリーダーのサウターは予選3位からシーズン最後の戦いに臨むことになった。
第6戦レース13はこのあと午後0時50分より15周で、レース14は13日の午後0時30分より同じく15周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO