全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の予選が、10月12日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)が、7月の第4戦に続いて、富士でポールポジションを獲得した。
2レース制となる今大会の初日。富士スピードウェイ上空は雲一つない快晴となった。朝から日差しが照りつけるなか、午前9時から予選が行われた。
■Q1 Aグループ
大津弘樹(TGM Grand Prix SF23)、岩佐歩夢(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)が、1分22秒472の同タイムでトップに並ぶが、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が22秒207で上回る。
しかし、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が1分21秒960と、他を引き離すタイムでトップタイムを更新。牧野はさらにアタックを続けて、自身のトップタイムを上回るペースでアタックを続ける余裕を見せた。
前回もてぎ戦でのポールシッター山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)は、7位で涙を飲んだ。
順位:牧野-佐藤-岩佐-大津-笹原-小林/山下-大嶋-大湯-国本
■Q1 Bグループ
路面状況が良くなりAグループよりタイムが上がると思われたが、予想に反して22秒台での争いとなった。
まず、三宅淳詞(ThreeBond Drago CORSE SF23)が1分22秒875で口火を切り、山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)22秒447、野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)22秒416、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)22秒659と続く。
野尻はさらに22秒089までタイムを縮めてBグループトップでQ1を通過した。
前回、決勝でトップ争いを演じた太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)は、アタック周にミスをしてしまい、時間ギリギリで再アタックし、かろうじて22秒647でQ1を通過した。
順位:野尻-坪井-山本-阪口-太田-福住/三宅-木村-デ・フリース-小高-Juju
■Q2
大津1分22秒281、阪口22秒011で始まったQ2は、この後、無限コンビが揃って21秒台に入れ、野尻21秒875、岩佐21秒946がワンツーとなる。
しかし、第4戦の富士でも見事なポール奪取を見せた福住が、即座に21秒726で逆転。最後に、太田が渾身のアタックを見せて21秒730を叩き出すが、福住のタイムに僅か1000分の4秒届かず。
福住が、富士戦連続ポールポジションを決めて、Q2を締めくくった。
順位:福住-太田-野尻-岩佐-阪口-佐藤-坪井-山本-牧野-大津-小林-笹原
Text: Shigeru KITAMICHIPhoto: Motorsports Forum