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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第7戦鈴鹿決勝 野村勇⽃が優勝でチャンピオンを決める、Iクラスは鳥羽豊が今季2勝目

優勝は野村勇斗(HFDP with B-Max Racing)

インディペンデントクラス優勝は鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F4)

 12月7日、2024FIA-F4選手権シリーズの第7戦(延期レース)が、三重県・鈴鹿サーキットで行われ、チャンピオンクラスは、スタートでトップに立った野村勇⽃(HFDP with B-Max Racing)が、逃げ切って優勝し、最高の形でチャンピオンを決めた。インディペンデントクラスは、ポールスタートの鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F4)が8月の第5戦以来の優勝を飾った。

 快晴とはいえ、冬の寒さを感じるなか、午後0時35分にスタートを迎えた。路面温度の低さを考慮し、通常より1周多く2周のフォーメイションラップが行われた。

■チャンピオンクラス

 ポールポジションの洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)は、前大会のもてぎと同様に出遅れ、野村勇⽃(HFDP with B-Max Racing)、佐野雄城(TGR-DC RS F4)に先行を許してしまい、3番手で1コーナーに飛び込む。

 トップ3に新原光太郎(YBS Verve 影⼭ MCS4)を加えた4台が5位以下を引き離していくが、4周目にインディペンデントクラスの車両がコースオフしてグラベルストップ。このアクシデントでセーフティカー(SC)が入る。

 7周目を終えてリスタートするが、野村はきっちりとトップを守り、安定したペースで佐野、洞地を従えて周回を重ねる。9周目にインディペンデントクラスの下位で争っていた2台がヘアピンで絡んでストップ。これで二度目のSCランとなる。

 最後は残り1周のレースとして再開されたが、ここでも野村は冷静にトップを守って、佐野をやや引き離し、2024年のチャンピオンを決めるチェッカーを受けた。

 野村は、今季7勝目。特に10月以降のレースは5連勝と、シリーズ後半に強さを発揮してチャンピオンを手中に収めた。順当に行けば来季はSFライツにステップアップすることになるはずだ。

■インディペンデントクラス

 クラスポールスタートの鳥羽が好スタートを決め、チャンピオンクラスの車両を3台挟んで、2位の今⽥信宏(JMS RACING with B-MAX)、KEN ALEX(BUZZ RACING)が続く展開となり、序盤から鳥羽が圧倒的有利な状況となった。

 4周目、5位を走行していたポイントリーダーのDRAGON(B-MAX TEAM DRAGON)が、「完全に自分のミス」と、130Rの進入でアウト側に片輪を落としてコースを飛び出し、グラベルでストップ。これで1度目のSCランとなる。

 鳥羽のトップは安泰と思われたが、9周目の二度目のSCランからの再スタートで今田が急接近。最後は背後に迫ったが、0.1秒届かず。鳥羽が逃げ切って今季2勝目を飾った。

 3位を走行していたALEXは、フライングの判定でピットスルーペナルティが課され後退。3位には⾚松昌⼀朗(SHOEI-GIGS Ride with ES)が入った。

ランキングトップのDRAGONがノーポイントに終わったため、DRAGONが187p、今田が181.5pと、二人の差が僅か5.5ポイントとなり、タイトル決定は明日の最終戦に持ち越された。

※ポイントは手元集計です。

11周の決勝がスタートした

スタート直後の1コーナー

優勝は野村勇斗(HFDP with B-Max Racing)

決勝3位は佐野雄城(TGR-DC RS F4)

決勝3位は洞地遼⼤(HFDP with B-Max Racing)

決勝4位は新原光太郎(YBS Verve影⼭MCS4)

決勝5位は森山冬星(HELM MOTORSPORTS F4)

決勝6位は佐藤凛太郎(PONOS RACING MCS4)

チャンピオンクラスの表彰式

インデペンデントクラスの表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI


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