全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)は16日、ツインリンクもてぎで第15戦、第16戦の公式予選を行い、第15戦は名取鉄平(B-MAX RACING TEAM)が、第16戦はジュリアーノ・アレジ(TOM'S)がポールポジションを獲得した。しかし名取は第15戦で5グリッド降格のペナルティーを受け、両戦ともポール位置からアレジがスタートする。
公式予選は午前10時55分より30分間で行われた。ベストタイムで第15戦の、セカンドベストタイムで第16戦のグリッドが決定する。
スーパーフォーミュラフリー走行の終盤から降り始めた雨は徐々に強さを増し、SFL予選の始まる頃には路面をぬらした。しかし雨はやみ、路面が乾きつつある中で予選は進行した。
そのため各ドライバーのタイムは周回を重ねるごとに大幅にアップする。中盤過ぎには、河野駿佑(RS FINE)が1分44秒995をマークしトップに立ったあたりで、各車ピットインしてニュータイヤに履き替え、ここから本格的なアタックに入る。
まずは、ジュリアーノ・アレジ(TOM'S)が1分43秒116とコースレコードを更新するタイムでトップに立つ。2位には佐藤蓮(TODA RACING)が、3位には名取鉄平(B-MAX RACING TEAM)が付ける。
終了直前には名取が1分42秒884までタイムを縮めポールポジションをを確定。アレジは42秒929までタイムを縮めるもわずかに及ばず2位。3位には佐藤が、4位には小高一斗(TOM'S)が、5位には神晴也(B-MAX RACING TEAM)が、6位には入山翔(ALBIREX RACING TEAM)が入った。
しかし、名取は昨日の練習走行でのトラブルでエンジンを交換したため、第15戦は5グリッド降格のペナルティーが科され、ポールポジションポイント1を獲得したものの6位からのスタートとなる。そのためポールポジション位置にはアレジが、以下1グリッドづづ繰り上がることとなる。
セカンドベストタイムで決まる第16戦は、速いタイムをそろえたアレジがポールポジション。2位に名取が、3位に佐藤が、4位に小高が、5位に三宅が、6位に河野が入った。
マスタークラスは両戦ともすでにチャンピオンを決めている今田信宏(B-MAX ENGINEERING)がポールポジションを獲得した。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum