スーパーFJ日本一決定戦は11日、鈴鹿サーキットでAグループの第1レグ決勝を行い、岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)が優勝した。
決勝は前戦のJAF-F4セミファイナルで赤旗中断があったため、定刻より10分遅れの午後2時40分にフォーメーションラップが始まった。
予選の上位3台、岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)、上野大哲(SACCESS RACING ES)、森山冬星(DIXCEL☆ROYAL/MYST)は無難なスタートを決めこの順位のままで1コーナーへ向かう。一方予選4位の居附明利(SACCESS Racing ES)はスタートをミスして後方に下がり、4位には三島優輝(Rn-Sports制動屋KKS-2)が付けた。
トップに立った岡本は、2位の上野を突き放しにかかり、3周目にはその差を0秒9と広げた。
しかしここから上野は食い下がる。5周目にはこのレースのファステストラップをたたき出すと、岡本に急接近。岡本の背後まで迫ってきた。
岡本も猛プッシュで逃げ切りを図るが、ストレートで速い上野を引き離せない。それでもなんとかしのぎ切り、6周を回って優勝をもぎ取った。2位には上野が入った。
3位の森山は単独走行でこの順位でゴールした。
スタートをミスした居附は、1周目に5位まで上がると、2周目には前を走る三島を攻略して4位まで順位を回復。しかし、前方の森山との差は大きく、タイヤを温存する作戦に切り替え、このままの順位でゴールした。
5位には三島が、6位には伊藤慎之典(テイクファースト&チャリ走! 10V)が入った。
日本一が決まる決勝は明日12日、午後3時30分より10周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHIPhoto: Motorsports Forum