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FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FRJのこれからを考える(2)FRJ事務局長・小林泰司氏に聞く

FRJのこれからを考える

FRJ事務局長 小林泰司氏インタビュー

1980年代後半からオーガナイザーとしてレース運営に携わってきた小林氏は、過去スーパー耐久や全日本F3に携わり、現在もTCRジャパンなどに関わる。今シーズンからフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権(FRJ)の運営を担うことになった。シリーズの明暗を分けるキーパーソンとして、エントラントからの期待も大きい。

事務局長という立場上、慎重に言葉を選んでのインタビューとなったが、柔和な人柄を窺わせる丁寧な受け答えからは、FRJを何とか軌道に乗せたい、発展させたという強い思いが伝わってきた。

FRJ事務局長 小林泰司氏

シリーズの運営主体が変更になった経緯

「立ち上げ当初、関係者で望ましいオーガナイズの形を検討し、スーパー耐久シリーズ(S耐)に組む形でスタートしました。ところが、S耐は台数も多くピットの使用ができないため、パドックにテントを張って運用するようになりました」

「しかし、テントではセッティングもままならず、S耐のサポートとしての継続は難しいとの声がエントラントからも出てきました。そこでエントラントの環境を優先して運営形態を変えることにして、運営主体をS耐をオーガナイズするSTO(スーパー耐久機構)から、F3などの運営経験のある私の会社(ニューパシフィックスポーツマーケティング株式会社/NPSM)が引き継ぎました」

スケジュールは参加者の環境優先で

「チームによって事情は違いますが、ビッグレースに参戦しているところが多いので、バッティングしないようにカレンダーを組んでいます。参加者からも今の形が良いという声をいただいています」

「今年は残念ながら中止になりましたが、富士大会は世界耐久選手権(WEC)のサポートレースとして組んでいました。年1大会はそういう形にして、あとはスポンサーアピールというより、参加者の環境を優先させてローカルレースに組み込んでいます」

#28古谷悠河(TOM'S YOUTH)

若手は徐々に増えると期待

「このカテゴリーに限らず、コロナ禍のなかドライバーは一生懸命スポンサー活動をしていますが、先行き不透明ななかで企業の業績とスポンサードは連動していないのが現状だと思います」

「FRJの現状を見ると、今は楽しみながら経験を積んでいるジェントルマンの比率が高いですが、次の富士大会あたりから少し求めている形に近づいていくと思います。D'Stationチームが公開オーディションという形で若手育成のプログラムを始めましたが、ああいう動きが少しずつ広がっていくと期待しています」

「また、8月13日にJAFの公示があり、来年から限定Aライセンスで一定条件をクリアすれば参戦できるようになります。制度としても若手にチャンスは広がりつつあると感じています」

(参考)【2022年日本レース選手権規定改正】

FRJの位置づけ、SFLとの棲み分け

(スーパーフォミュラ・ライツ(SFL)が存在する現状でFRJの位置づけが曖昧という意見がある)

「マシンスペックを考えると、国内ではFRJ→SFL→スーパー・フォーミュラ(SF)というステップアップが一番オーソドックスな形だと思います。ただ、スーパーGTをゴールと考えるドライバーにとっては少し違うかもしれません」

「我々としては、FIAが再構築したヒエラルキー(階層)のなかで、FRJから海外に出てF1を目指すようになればと思っていますが、もちろん国内でSFを目指すドライバーがいてもいいと思っています」

「FIAの定めたピラミッドでは、パワーウエイトレシオやコストキャップが決まっていますので、今はFIA-F3(日本ではSFL)の下位カテゴリーとしてやっていくしかないと思っています」

FRJアルファロメオエンジン

国産エンジンの採用、カーボンニュートラルへの対応

「手を挙げれば誰でも買えるという条件のなかで、国産エンジンはコストが合うかという問題があります。アルファロメオエンジンはメンテナンス性も良く、ライフも長い、大きなトラブルもない。FRJに向いているパワーユニットだと思っています」

「国産エンジンを使うと、メーカー系ドライバーといわれる選手の参戦が難しくなる可能性があります。今後どうなるかはわかりませんが、今はそういう足かせのないアルファロメオエンジンがやり易いように感じています」

「カーボンニュートラルは視野に入れなければいけないと思っています。サスティナビリティ(持続可能性)という面からも、どうやって未来の技術を取り入れていくかは継続を左右しますし、それらを考慮したパワーユニットの可能性は常々考えています。ただ、導入のタイミングは難しいと感じています」

エントリー増加策、今後の見通し

「台数は次の富士が今年のピークになると思います。16台程度が参戦する予定です。来年はそこからスタートして20台程度までいきたいと思っています」

「ジェントルマンがこのレベルのフォーミュラに多く参戦しているのは日本だけだと思います。海外では大体監督やコーチに収まっています。その現状を考えると、ジェントルマンの楽しみは残しつつ、若手はここから巣立っていけるように、シリーズを発展させていきたいと考えています」

「D'Stationのオーディションには140名を超える応募があり、大きな反響がありました。今後は若手の参戦を促すため、ああいう取り組みに事務局としても関わっていけたらと思います」

「私は今年1年目ですが、徐々に分かってきたところもありますので、来年から色々仕掛けたいと思っています。若手とジェントルマンの比率は半々を目指して、組み込んでいくレースも少し大きなものにして環境を整えていきたいと思います」

(3)に続く
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Shigeru KITAMICHI

(1)プロローグ(2)FRJ事務局 小林氏(3)SuperLicence 国井氏(4)B-MAX 組田氏(5)エピローグ



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