SUPER GT

SGT:第5戦富士GTA会見「来シーズン8月の富士戦は長距離に」

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決勝日朝、恒例のGTアソシエイション坂東正明代表による定例会見が行われた。

■SUGO戦はセーフティカー(SC)導入が結果に影響したが改善策は。
SCはもともとGT500クラスのトップを抑えると、GT300クラスが周回として損をしてしまうのを防ぐために導入している。SUGO戦では2回目と3回目のSC導入の間隔が近かったために、GT500クラスにも有利、不利が出てしまった。世界的には、フルコースイエローやイエローゾーンで対応しているのは承知しているが、コースの長さなどによって導入が難しいサーキットもある。サーキットオフィシャルの事故処理作業も考えなければいけないので、ピットロードと同様に60km/hの速度制限を設けるなど、日本の事情に合ったフルコースイエローの導入を検討していく。

■来シーズンのスケジュールが発表された。ポイントは。
今年10月開催のタイ戦を7月にずらしたが、これはタイ開催のモトGPと、6月のルマン24時間との関連である。また、鈴鹿1000kmがシリーズから外れるので、鈴鹿を5月に入れ、5月だったオートポリス戦を10月開催にした。距離については、1000kmがなくなったので、8月の富士戦の距離を伸ばすことでほぼ決定している。

■2018年限りでメルセデスがDTM(ドイツツーリングカー選手権)からの撤退を発表したが、影響は。
ITR(DTMの運営組織)が最も驚いたのではないか。7月末に今後のDTMとスーパーGTの連携などについての話し合う会議があったが、その場でいきなり撤退の発表があったようだ。その後、ITRとはテレビ会議で話し合った。今後、アウディやBMWとも話し合いを持つことになるだろうが、こちらの基本的なスタンスはこれまでと変わらない。
マニュファクチャラー(自動車メーカー、製造者)主導だとこういうことが起きるが、スーパーGTではそのようなことは許されないと思っている。ここまで作り上げてきたものを1社の方針で崩すことは筋が通らないと感じているし、そうならないように調整していく。

まとめ&Photo: Shigeru KITAMICHI



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