F4日本一決定戦は27日、ツインリンクもてぎでファイナルレースのグリッドを決めるセミファイナルレースが8周で行われ、大湯都史樹(TANZEN Rn-S MYST JSS)が16分47秒022で優勝した。
セミファイナルレースは午前10時20分から。朝から降り続いていた雨が上がり、雲の間から太陽が顔を出すが依然としてウェットの難しいコンディション。煌めく路面の上で13台のマシンが参加しフォーメーションラップが始まった。
スタートはポールポジションの大湯都史樹がトップで1コーナーへ。直後の2コーナーで2位以下のマシンが絡み合いスピンを喫するマシンが複数・・・予選2位の一條拳吾(サムライサポーターズF4)と3位の飛田陽宏(ガレージ茶畑まえだ眼科RK01)が沈む間に金井亮忠(チームNATS・正善・001)が2位に浮上。その間に大湯都史樹が大量リードを築き上げ独走態勢で疾走する。
レースはトップ独走、2〜4位辺りまでがほぼ等間隔でファイナルラップに突入。優勝は最後27秒376のギャップを築き上げた大湯都史樹が飾った。2位には金井亮忠、3位には一旦は表彰台圏外に沈みながら追い上げた一條拳吾が入った。この順でファイナルレースのグリッドにマシンを並べる。
ファイナルレースはこの後、午後2時45分より15周で争われる。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA