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SGT:第6戦鈴鹿GTA定例会見 GT300マザーシャーシーには既に4台のオファー

GTアソシエイション(GTA)は8月31日、スーパーGT第6戦の開催されている鈴鹿サーキットで定例会見を実施した。
今回のテーマは、既にJAFより発表された来季のカレンダーについてと、再来月に開催の迫ったタイのブリーラムサーキットの進捗状況、そして金曜日に発表されたGT300マザーシャーシーについて。
いつものように質疑応答の形で坂東正明GTA代表が答えた。

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坂東代表のコメント
来季のカレンダーの注目点は?
まずは国際大会であるブリーラムの日程をどうするか、から始めて、それに合わせて他のレース日程を決めていったが、結果的に今年と同じになった。
開幕戦については、もっとキャパシティの大きいサーキットで開催してはどうかという意見もあったが、岡山にとってはあの時期に一年で最大規模の大会を開催することに意義があるので、今回も開幕戦は岡山で行う。
富士もゴールデンウィークに行うことが定着して来た。
オートポリスについては、ルマンテストデーと日程が重なるという問題があり、主に外国人ドライバーの中からテストデーを優先したいという声が出ている。しかしこれはACOというよりWECに参戦しているマニファクチャラーとの関係でテストデーに参戦しないとシートが得られないという事情だ。
ACOとはWEC富士の時にミーティングをすることになっており、そこで新しく参戦するドライバーや既に決まっている日産のLMP1の参加条件について、日本での実績を考慮してもらえるよう交渉する予定だ。
10月は世界選手権規模の大会が多く日本で開催されるが、それらとの日程調整は出来ないのか?
もう少し日程がばらけてくれるといいのだが、現状は我々の入る余地がない状況で、仕方なくこの時期を海外大会に充てざるを得ない状況だ。
F1もWECもMotoGPももっと日程を分散させてもらえれば調整の余地が出てくるのだが。
既にGTAからも何人か視察を行っているようだが、ブリーラムの進捗はどうか
コースについては既に2層目の舗装も終わり、8月一杯で工事が完了する。
パドックの整備や、車両を走らせての管制がうまくできるかどうか、などはこれからやっていく。
バンコックから5時間半という距離なので、集客を心配する声もあるが、隣接するサッカースタジアムでは試合の日には身動きも取れないほどの動員がある。あまり知られていないがタイでのモータースポーツの人気は高いし、ブリーラムには無料で観戦できるエリアもあるので、動員については心配していない。
金曜日に発表された86のプロトタイプ(GT300マザーシャーシー)の今後の予定は?
現在の予定では9月11日に岡山でシェイクダウンを行い、その後はトヨタタイランドの要請に応じてタイに送ることになっている。ドライバーは土屋武士が担当する。
ブリーラムでレースに出たあとは、パタヤ、バンセンで走ることになっており、バンセンでは大嶋(和也)選手と モリゾウ選手が走ると聞いている。
また今日までの時点でGT300に参戦しているチームから4台のオファーをいただいている。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI


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