SUPER GT

SGT:「SUZUKA GT 300km」公式予選(NISMOモータースポーツニュースフラッシュ)

■2007年型フェアレディZは予選7位、9位スタート

 2007年のSUPER GTは3月17日、鈴鹿サーキットで開幕戦を迎えた。晴天ながら気温11度と肌寒い中、10時15分より公式予選が開始。43台のGTマシンが一斉にエンジンを始動した。

 V型8気筒自然吸気(NA)エンジン搭載の新型フェアレディZ GT500仕様車を2台持ち込んだニスモは「XANAVI NISMO Z」(#23)が本山哲/リチャード・ライアン組、「MOTUL AUTECH Z」(#22)がミハエル・クルム/松田次生という布陣だ。2006年仕様のZを走らせる3台の日産系チームはそれぞれ「YellowHat YMS モバHO! TOMICA Z」(#3)が新規加入のセバスチャン・フィリップと柳田真孝、「カルソニック インパルZ」(#12)は2006年と同様にブノワ・トレルイエ/星野一樹のコンビ、「WOODONEADVAN Clarion Z」(#24)はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治という組み合わせだ。

 公式予選1回目、大トルクでマシンをひっぱるNAエンジンを搭載した新型Zは#23は本山が1分51秒898を出して5番手、#22はクルムが記録した1分52秒293がベストタイムで、7番手であった。ニスモの2台はともにニューカーのデビュー戦でスーパーラップ進出を果たした。また、ターボエンジンを搭載する2006年仕様のZは、#24のオリベイラ が出したタイムで13番手であった。

 午後3時50分過ぎ開始したスーパーラップ。ミハエル・クルムが駆る「MOTUL AUTECH Z」(#22)は、4番目のスタートであった。クルムは、予選1回目の自己タイムを0.1秒更新したが、先にスタートした他車のうち2台がさらにそれを上回るタイムを出したため、予選9位のポジションが確定した。一方、本山哲がスーパーラップのアタッカーを担当 した「XANAVI NISMO Z」(#23)は、1回目の予選タイムを更新することができずにポジションダウン。決勝レースは7番グリッドからスタートすることとなった。

 本山は、「クルマの状況は決して悪くなく、昨日も含めてセッションでは常にベストパフォーマンスを出し切れていたと思う。しかし、スーパーラップでは少しスピードが足らなかった。このクルマの長所であるストレートでの伸びが不足していたようだ。原因はデータを調べてもらっているところ。しかし、ドライブフィールは良いし、ロングランを走っても安定したラップタイムで走れている。スーパーラップはうまくいかなかったが、レースは別だ。(明日の決勝レースは)この位置からでも表彰台を狙って走る」と語った。

 スーパーラップに進出しなかったZ勢は「WOODONE ADVAN Clarion Z」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)が予選13位、「カルソニック インパルZ」(#12 ブノワ・トレルイエ/星野一樹)が14位、「YellowHatYMS モバHO! TOMICA Z」(#3 セバスチャン・フィリップ/柳田真孝)は15位が確定した。

 決勝レース(52周)は、3月18日(日)午後2時にスタートの予定。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: NISMO



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