SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第5戦鈴鹿 GAINER DIXCEL SLS、SCのタイミングで周回遅れに! 粘りの走行で6位獲得! (GAINER)

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  • DRIVER: TESUYA TANAKA / MASAYUKI UEDA
  • 予選: 16位 決勝: 6位
  • 予選日入場者数: 26,500人 決勝日入場者数: 36,000人
2013年8月17日(土曜日)
  • 公式練習:9:20~11:10 気温:30度・路面温度:34度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ1:14:00~14:15 Bjorn Wirdheim 気温:35度・路面温度:47度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ2:14:40~14:52 出走出来ず 気温:34度・路面温度:46度・天候:晴・路面状況:ドライ

gt_r05_gainer_11-02.jpg  今年も年間で一番長い距離を走る、2013 AUTOBACS SUPER GT第5戦「第42回インターナショナル ポッカサッポロ1000km」が、猛暑の中開催された。 朝からあっという間に30度を超える気候の中、オンタイムで公式練習は開始された。平中克幸がまずコースへ。 セットの確認を行うが、かなりのオーバーステアで、思うようなタイムが出せない。 セットチェンジしてビヨン・ビルドハイムに交代。 オーバーステアは少し良くはなったが、続いてNEWタイヤに履き替えて、平中に変わった時はアンダーステアに。 なかなか思うようなセットが出来ずに公式練習は、7番手のタイムで終了した。

 ぐんぐん上昇する気温の中、まずビヨンがQ1を担当した。しかし、思った以上の気温上昇に、タイヤと路面状況との相性が悪く、思うようにタイムが伸びない。計測2周目に2分4秒台をマークするが、練習走行で出した1分3秒前半のタイムが見えてこない。3周目にもタイムを更新することが出来ず、このまま走行してもタイムは更新しないと判断。Q2に進む事が出来ず、明日の決勝は16番手のポジションからスタートすることとなった。

平中 克幸コメント
 明日は追い上げのレースで、しっかりと表彰台に上がれるレースをしたいと思います。
Bjorn Wirdheimコメント
 朝の練習走行では良かったのですが、ノックアウト予選1回目ではコンディションがかなり変わっていました。ラップタイムを上げていくことが出来ませんでした。タイヤのフィーリングは悪くなかったのですが、16番手のポジションがやっとでした。決勝は1000kmと長いレースですし、決勝ペースも悪くないと思うので、表彰台を目指します。

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2013年8月18日(日曜日)
    フリー走行:8:30~9:00 気温:28度・路面温度:30度・天候:曇・路面状況:ドライ
  • 決勝173周(161周):12:30~ 気温:34度・路面温度:47度・天候:晴・路面状況:ドライ

gt_r05_gainer_11-04.jpg 昨日より比べれば、若干雲も多く、気温もそれほど上がっていない中で、1000kmの長丁場を見据えたフリー走行が30分間行われた。まず平中からマシンに乗り込む。決勝を想定した走行が続く。その後15分でビヨンに交代し、グリップのフィーリングは悪くないとコメント。ピット作業の練習も行い、走行は終了した。

 その後すぐにサーキットサファリでも走行。この時もシミュレーションの練習を再び行い、良い形で決勝は迎えられそうだ。

 決勝スタートは、約6時間後のチェッカーを考え普段より早めの12時30分にフォーメーションラップが開始された。スタートを担当するのは平中。

 クリーンなスタートが切られ、1コーナーへ消えていく。2周目、4周目、6周目に前車をパスし、ポジションを13番手まで上げていく。しかし、この時ブレーキペダルの滑り止めが外れ、かなり運転に気を遣いながらの走行をしていた平中。しかし、燃費を考えると、早めのピットは非常にリスクを伴うと判断し、今出来ることをベストを尽くしてやる方法をとる。

 何とか23周目までひっぱり、8番手まで上がったところでビヨンに交代し、コースへ送り出す。ビヨンも安定したラップで走行し続け、4番手までポジションを上げて58周目に再び平中にハンドルを託す。この周にNo.86 ランボルギーニが裏ストレートで左リアタイヤをバーストさせ、部品が広範囲にわたって散乱。

 61周目にSCが入り、この時点で13番手。運の悪いことにトップを走っていたNo.61 BRZにラップダウンされている形となり、7番手以下は全て周回遅れとなり、この時点で表彰台に登る確率は、ほぼ0%に近い数字になってしまった。

gt_r05_gainer_11-05.jpg しかし、ここで諦めることは無く、平中もSC解除のあと前車を次々とパス。96周目にビヨンへハンドルを渡したときは、7番手とSCで周回遅れにされたマシンの中では、トップのポジションでバトンを繋いだ。

 それからのビヨンも2分5秒台、6秒台を連発して走行。7番手のポジションをキープして、最後のスティントを担当する平中と127周目に交代。

 平中も諦めることなくプッシュを続けるが、SCで1ラップ遅れにされた痛手は大きく、最終的にはクラス違いの速さを見せつけていたNo.61から2ラップダウンで約6時間の激走は幕を閉じた。

 その後の再車検で、2番手に入ったNo.4 BMWが失格の裁定を受け、6番手に繰り上がることとなった。シリーズランキングも辛うじて3番手をキープして、後半戦を迎える事が出来た。

平中 克幸コメント
 今回のレースウィークは気温、路面温度共に高いときにタイヤが上手く機能してくれませんでした。かなり苦戦したレース展開でしたが、何とかチーム力でしっかり完走して、ポイントを獲得出来た事は凄く良かったと思います。まだチャンピオンシップも諦めるには早いので、今回のレースを色々と反省して、次の富士に向けて頑張りたいと思います。
Bjorn Wirdheimコメント
 レースはピット作業も、ドライバーもスタッフもタイヤもブレーキも良いパフォーマンスで全て良かったと思います。しかし、ピットインのタイミングだけが悪かった。SCによりトップ6から1ラップ遅れにされた事で、7位のポジションが精一杯でした。チャンピオンシップでも1位からポイント離れた3位ですが、諦めず次に期待します。
Text & Photo: GAINER


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