2007スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmは、#3イエローハットYMSモバHO!トミカZ(セバスチャン・
フィリップ/柳田真孝組)が今季初のポールポジションを獲得。
GT300クラスは#2プリヴェKENZOアセット紫電(高橋一穂/加藤寛規/吉本大樹組)が今季3度目のポールポジションを獲得した。

午後3時00分、GT300クラスからスーパーラップが開始された。
#7雨宮RX-7の井入宏之、#5マッハ号320Rの竹内浩典らが午前中のタイムを上回れずに終わる一方、
#26ユンケルポルシェの谷口信輝が圧倒的なストレートスピードを生かして順位を3つ上げ、5番手スタートをもぎ取った。
今季初のSL進出を果たした#77クスコスバルインプレッサは、山野哲也がセクター1、セクター2で好タイムを記録したものの、
ストレートスピードが伸びずに10番手に終わった。
ランキングトップの#101トイストーリーMR-S石浦宏明も、80kgのウェイトハンデはさすがに厳しく、7番手に終わった。
そうした中、7番目に出走した#2紫電の加藤寛規は、全てのセクターでベストタイムを叩き出す構想で2分06秒684を記録。
午前中暫定ポールの#43ARTAガライヤの新田守男、#62ウィルコムヴィーマックの柴原真介、
#13エンドレスZの影山正美らを退けて見事今季3度目のポールポジションを獲得した。
GT500クラスは、午前中8番手の#6フォーラムエンジSCのビヨン・ビルドハイムや、
ここまで4戦連続ポールの#18TAKATA童夢NSXの小暮卓史らがタイムを伸ばせずに順位を落とす一方、最初に出走した#38ZENT
SCの立川祐路が1分56秒115と、自身の午前中のタイムを大きく上回って一気に4番手に進出してきた。
リストリクターを絞ることでウェイトハンデを50kgに留めた、前回優勝の#8ARTA
NSXの伊藤大輔も立川に0.004秒及ばず、5番手に終わった。
救済でリストリクター2ランクアップの#25エクリプスアドバンSCの土屋武士は241km/hのストレートスピードを生かして1分55秒919で2番手にジャンプアップ。
続いて出走した#3柳田も1分55秒781までタイムを上げてトップに躍り出た。
柳田にとっては、これがGT500での初めてのポールだ。
午前中2番手タイムを叩き出した#12カルソニックZのブノワ・トレルイエはセクター1で柳田を上回ったが、
デグナー一つ目で痛恨のコースアウト。クルマは激しくバリアに突っ込んだが、幸いダメージは殆どなし。
しかしこれで明日は10番手からのスタートとなってしまった。
しかしこれによりセッションは中断。既にウォームアップを始めていたエプソンNSXのデュバルも仕切りなおしを強いられ、
そのせいかタイムも1分55秒898に留まった。
第6戦決勝は明日午後1時より、173周で戦われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA