2007スーパーGT第6戦決勝は、スタートから4時間が経過した。
依然としてトップは#8ARTA NSX(伊藤大輔/ラルフ・ファーマン/井出有治組)。
GT300クラスは#2プリヴェKENZOアセット紫電(高橋一穂/加藤寛規/吉本大樹組)がこちらもトップを維持している。
順調に周回を重ねるトップの8号車を僅差で追い上げる2番手の#1宝山SC。
両者は104周終わりで同時にピットに入ってきた。
この時点での1-2位の差は2秒強。
しかしタイヤ4本交換の1号車に対して、8号車はここでもリヤ2本交換を敢行。
この結果、1号車が作業に46秒を費やしたのに対し、8号車は37秒でピットアウトすることができ、
この結果10秒ものアドバンテージを築くことに成功した。
ドライバーは8号車がラルフ・ファーマンから伊藤大輔に。1号車はアンドレ・ロッテラーから脇阪寿一に交代した。
2台ともサードドライバーを登録しているが、ここまでは一度も登場の機会がない。
GT300クラスは、#2紫電が順調にトップをひた走る一方で、
#7雨宮RX-7と#62ウィルコムヴィーマックによる2位争いが接近。
両者は98周終わりで同時にピットイン。
ここで給油量の多いRX-7を尻目にヴィーマックが2位に浮上した。
その後方では#43ガライヤの高木真一と#13エンドレスZの影山正美の激しい5位争いが展開され、
102周目に一旦は13号車が前に出たものの、高木は同じ周の最終コーナーで影山のインに並びかけて5位を奪還。
更には#46宝山Zをも攻略して4位に浮上した。
#2紫電は100周終わりでピットイン。クールスーツにトラブルを抱えながらも加藤はトップを守りきって再び吉本に交代した。
ARTA NSXは4時間終了時点で118周を消化。ここまでの順位は
8-1-32-100-18-23-17-39-3-24-38-6-22
GT300は紫電が110周を消化して
2-62-7-43-46-13-31-19-47-4-55-333-11の順となっている。
Text:Kazuhisa SUEHIRO