シーズン名:全日本ツーリングカー選手権 大会名 :第1戦/2戦・富士スピードウェイ 「富士スーパーツーリングカーレース」 予選:4月5日/雨/観衆: 6100人 決勝:4月6日/雨/観衆:2万7600人 距離:4,470km×21周×2レース ※但しレースは雨天中止 全日本ツーリングカー選手権が開幕! PIAA SATORU NAKAJIMA ACCORDは第1戦予選で3位に!! しかし悪天候のためレースは中止に NAKAJIMA RACINGの今季レース活動は、4月5~6日の全日本ツーリングカー選手 権・第1大会によっていよいよ開始された。マシンは昨シーズン活躍したHONDAア コードそのものであり、ドライバーも昨シーズン同様に黒澤琢弥選手。今シーズンは また、シリーズチャンピオンを狙うことはもちろん、メーカータイトルをも獲得すべ く、昨年までは好ライバルチームの一つであった無限チームとジョイントして“TEAM 無限 HONDA”へとシリーズ参戦体制を刷新、確立してのエントリー。マシン名称も“ PIAA SN(SATORU NAKAJIMA) ACCORD”とし、トヨタ勢などにとってさらに脅威的な存 在であることを強くアピールして、レースウィーク初日の練習走行に挑んだ。 その練習走行は終日ウエットコンディションで行われたが、黒澤選手が駆る⑮PIAA SN ACCORDは終始速いラップタイムを記録して、今季からはチーム僚友となった⑯カ ストロール無限アコードとともに常にトップ陣営に加わることに成功する。 翌土曜の予選当日も天候は悪く、第1戦スターティンググリッドをめぐって争う1 回目予選も、時折雨が降るヘビーウエットの中で開始された。しかしトータル性能に 優れたPIAA NAKAJIMA ACCORDはここでもその速さをフルに披露して、見事トップタイ ムをマーク。しかしその直後、コース脇から流れ込んだ多量の雨水がマシン挙動を大 きく乱してしまい、⑮PIAA SN ACCORDは断腸のおもいでコースアウトを喫してしまう。 予選は終了間際に、本山選手がドライブする日産プリメーラがトップタイムを更新し てポールシッターの座を獲得。予選2位はカストロール無限アコードで、⑮PIAA SN ACCORDは予選3位で全日本ツーリングカー選手権第1戦に出場することとなった。 第2戦のための予選は午後3時過ぎから開始されたが、路面はやはりヘビーウエッ ト。しかし、雨足がわずかながら弱まることもあり、多少でも良化した路面で記録し たラップタイムが予選順位を大きく帰る局面が発生。NAKAJIMA RACINGもそのタイミ ングを見計らって、セッティングを若干変更。しかしチームのそうした思惑とは裏腹 にセッティング変更直後に再び雨が強くなり、第2戦予選を6位で終えることとなる。 決勝当日は、前日の予報通り早朝から強い雨。サポートイベントレースの一部が取 りやめになるなどしながらも全日本ツーリングカー選手権・第1戦はスタート時刻を 迎え、出場各マシーンがスターティンググリッドに着く。しかし雨はさらに強くなり、 スタート時刻が主催者により遅らされる展開となる。その後も雨は強く降り、多少弱 くなったとしても濃霧がコースを覆ってしまう状況が1時間以上にわたって繰り返し、 主催者は午後3時過ぎのエントラント・ドライバー緊急ミーティングを経た上で第1 大会の中止を決定するに至った。 ●PIAA SN ACCORD担当ディレクター:藤井一三コメント 「マシンがすでに熟成できており、勝てることが十分予想できていただけに残念な中 止となってしまいました。第2大会には各部をさらに性能アップさせた97年仕様のマ シンを投入しますのでご期待下さい。」 http://www.justnet.or.jp/nakajima/