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全日本GT選手権シリーズ(JGTC)第7戦 CP MINE GT RACE 決勝 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■開催月日:2002年10月27日 ■開催場所:MINEサーキット ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■ザナヴィ ニスモGT-Rが2位ポディウムをゲット! カストロール ピットワークGT-Rは接触により序盤にリタイヤ <決勝レース Cloudy / Dry> 14:00に決勝レースがスタートした。観客もピットクルー達も肌寒いと感じる 天候だったが、エキサイティングなレースが展開された。 路面温度が15℃と低く、グリーンライト直後の第1コーナーで早速タイヤをロッ クさせる車両があった。そして、続く第2コーナーでは複数のクルマがスピンし団 子状態となった。これをうまく抜け出した本山哲の#22ザナヴィ ニスモGT-Rは6 位で、そしてエリック・コマスが駆る#23カストロール ピットワークGT-Rも8位 で1周目のコントロールラインを通過した。 #22は2周目の第2コーナーで先行の#39スープラを抜き、さらに#35スープラ にぴたりと付けて5位で序盤を周回することとなった。同様に早期に上位進出を狙 う#23は、先行車の隙をうかがいながらチャンスを待っていた。しかし、7周目後 続車が#23に接触。#23は右リアホイールを破損してコースサイドにストップ してしまった。ホイールは割れており、ピットまで帰り着くことができないと判断 したエリック・コマスは、その場でクルマを降り、リタイヤとなった。 5位で周回していた#22は、径の大きいリストリクターを装着している#35スー プラを抜きあぐね、18周にわたり膠着状態が続いた。19周目についにオーバー テイクすると、本山は6秒の差がついていたトップグループを猛然と追い上げ、24 周目には3秒差、32周目には2.4秒差に迫った。その後トップグループは相次 いでピットイン。#22ザナヴィニスモGT-Rも2位で36周目にピットインした。タ イヤ交換と給油を無駄ない動きで完了し、交代したミハエル・クルムは、トップを 目指してフルスロットルで、レースに戻った。ところが、予測以上に路面温度が低 く、適正グリップが得られないままコースオフ。トップとの差がついてしまった。 しかし、その後はステディな走りで周回を重ね、#22ザナヴィ ニスモGT-を2位 でフィニッシュラインに運び込んだ。 ■本山哲 「オープニングの第2コーナーでは、一旦ストップしてしまったが、1台だけ抜け られるスペースがあった。これがラッキーだった。ストレートが速い#35スープラ を抜くのが大変だったが、抜いた後は速いペースで走れたので、トップグループに 追いつくことができた。これは勝てると思った。もう少し早く前に出られれば、僕 のスティントでトップを取れたかもしれない。でも、2位表彰台はうれしいです」 ■ミハエル・クルム 「タイヤが温まるのに時間がかかり1コーナーでもヒヤリとしたが、2コーナーで は全然曲がらなかった。このときのスピンで、優勝を逃してしまった。スピンの後 はずっとクルマのバランスがよかったので、完璧なドライビングができた。ちょっ と残念です」 ■ニスモチーム小河原監督 「今朝のフリー走行でベストなセッティングを見つけられたので、#23も#22と 同様のパフォーマンスが見せられるはずだった。接触でホイールが割れてレース続 行ができなかったので、(2台そろってトップグループに迫る)計画は果たすことが できなかったが、#22のレース展開はとてもよかったと思う。これで#22はチャ ンピオンの可能性も残り、最終戦につなぐ事ができたので、鈴鹿は逆転チャンピオ ンを目指して勝ちに行きたいと思います」 (決勝結果は省略させていただきました) 上記の詳細情報は「NISMO official web site」をご覧下さい。