'98 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round 4
オイル、ペナルティで混乱したレースを制しNSX初優勝!
一時は霧も発生した富士スピードウェイだが、曇天のまま崩れることはなく決
勝スタートを迎えた。スタンドもグリッドも人、人、人。真夏の……という表現
は似合わないほど涼しくなったが、お盆休みのGTレースは入場者65,000人と大
入りとなった。
午後2時27分、フォーメイションスタート。路面温度が低いため各車は右に左
にウェービングを繰り返す。コース上にはオイルも出ていたため、2周のフォー
メイションの後、2時35分ゆっくりとしたペースからスタート!上位は予選順に
1コーナーをクリアしていく。
2周目、#18NSXが#39スープラをかわしNSX1~4位を独占。NSX勢
は1分28秒台という予選タイムに匹敵するペースで周回を重ねる。
11周目 1コーナー#12スカイラインが#39スープラを抜き5位へ浮上するが、
NSXとの差は開く一方。
15周目順位(Top10)
P--No.Cls----Car-----------------------Drivers---------Behind
1 100 500 RAYBRIG NSX 高橋国光/飯田
2 16 500 Castrol無限NSX 中子/道上 - 4.6
3 64 500 Mobil 1 NSX 山西/コロネル - 7.5
4 18 500 TAKATA童夢無限NSX 金石/山本 - 11.8
5 12 500 カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤 - 15.1
6 39 500 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川 - 17.3
7 36 500 カストロールTOM'Sスープラ 関谷/フォンタナ - ??
8 2 500 ZEXELスカイライン 亜久里/影山正彦 - ??
9 8 500 FET SPORTS SUPRA ガードナー/田中 - ??
10 37 500 カストロールTOM'Sスープラ 鈴木利男/バート - ??
GT300クラスは#25、#61、#44が三つ巴の争いを見せている。
16周目 #3スカイラインが#37スープラ抜き10位へ。スカイライン勢は快調に
追い上げている。
18周目 1コーナー、トップ#100NSX突如コースアウト。グラベルストップ。
飯田はガックリ肩を落として車を降りる。
#64NSXもコースアウト。こちらはグラベルを渡って即座にコース復帰。
GT300クラスのマシンがまいたオイルに乗った模様。かなりのオイルがラ
イン上に出ている。他にもコースアウトする車が出たので、オイル処理の
ためセーフティカーが入る。これを機に早めのピットインを敢行するチー
ムが続出。
21周目 難を逃れトップに立った#16NSX、3位#12スカイラインがピットイン。
22周目 #18、#64NSXピットイン。セーフィティカーランは続いている。
23周終了セーフティカーラン解除。再スタート。
GT300のトップ争いをしていた#61FTOドライブシャフトトラブルでピ
ットに張りつく。リタイア。
28周目 #2スカイライン、ピットイン。
30周目順位(Top10)
P--No.Cls----Car-----------------------Drivers---------Behind
1 23 500 ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美
2 39 500 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川 - 1.2
3 16 500 Castrol無限NSX 中子/道上 - 5.2
4 3 500 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中 - 7.0
5 12 500 カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤 - 8.7
6 64 500 Mobil 1 NSX 山西/コロネル - 10.5
7 36 500 カストロールTOM'Sスープラ 関谷/フォンタナ - 13.5
8 18 500 TAKATA童夢無限NSX 金石/山本 - 15.1
9 50 500 ARTAスカイライン 本山/土屋武士 - 24.?
10 2 500 ZEXELスカイライン 亜久里/影山正彦 - ??
GT300クラスは#25MR2が独走状態に持ち込んでいる。
31周目 #23スカイライン、ピットイン。
37周目 1コーナー、トップ#39スープラの背後に#16NSXが迫る。
38周目 ストレート、コントロールライン手前で#16トップへ。
39周目 #911ポルシェがダンロップコーナー立ち上がり付近でクラッシュ。コ
ース脇にストップ。
GT300クラストップの#25MR2が他車と接触しピットイン。すぐピッ
トアウト。
41周目 #64、#12、#3による3位争いが熾烈に。
44周目 #117RX7オイル吹く。
45周目 1コーナー、#36スープラスピン。
45周目順位(Top10)
P--No.Cls----Car-----------------------Drivers---------Behind
1 16 500 Castrol無限NSX 中子/道上
2 39 500 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川 - 3.3
3 64 500 Mobil 1 NSX 山西/コロネル - 13.7
4 3 500 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中 - 14.1
5 12 500 カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤 - 14.7
6 18 500 TAKATA童夢無限NSX 金石/山本 - 22.4
7 50 500 ARTAスカイライン 本山/土屋武士 - ??
8 36 500 カストロールTOM'Sスープラ 関谷/フォンタナ - ??
9 2 500 ZEXELスカイライン 亜久里/影山正彦 - ??
10 23 500 ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美 - ??
GT300クラスは予定外のピットインをしたものの#25MR2がトップを守っている。
48周目 #39スープラにペナルティピットを指示する黒旗提示。黄旗区間で追い
越しをした模様。
49周目 #39スープラ無念のペナルティピット。30秒のストップで大きく順位を
落とす。(2回黄旗追い越ししたため30秒)9位に順位落とす。
50周目 #39の脱落で#16NSXが独走。2位#64NSXに15秒のマージン。
52周目 と思ったら……なんとトップ#16NSXにも黒旗が提示される。これも
黄旗追い越し。こちらは10秒ストップ。
54周目 #16NSXピットイン。#64NSXがトップに立つ。
NSXが初勝利。戻った山西選手をコロネル選手が肩車をして祝福。
ようやく初勝利をあげたNSXだが、オイル、ペナルティピットによる混乱で
薄氷の勝利だった。
レース暫定結果(55周)(Top10)
P--No.Cls----Car-----------------------Drivers---------Behind
1 64 500 Mobil 1 NSX 山西/コロネル
2 3 500 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中 - 2.9
3 12 500 カルソニックスカイライン 星野一義/黒澤 - 12.4
4 18 500 TAKATA童夢無限NSX 金石/山本 - 14.1
5 16 500 Castrol無限NSX 中子/道上 - 25.7
6 50 500 ARTAスカイライン 本山/土屋武士 - 46.7
7 2 500 ZEXELスカイライン 亜久里/影山正彦 - 49.0
8 36 500 カストロールTOM'Sスープラ 関谷/フォンタナ - 51.0
9 39 500 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/谷川 - 54.3
10 23 500 ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/影山正美 - 1'20.2
17 25 300 1 つちやMR2 鈴木恵一/舘 - 3 Laps
18 44 300 2 アペックスDLモモコルセMR2 新田/ダンブレック - 4 Laps
19 21 300 3 ダンロップ-BP-BMW 一ッ山/加藤 - 4 Laps
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***
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